『歌え!ロレッタ愛のために(1980)』とは
1980年に公開された、カントリー歌手ロレッタ・リンの伝記音楽映画。
シシー・スペイセクは本作でアカデミー賞主演女優賞を受賞した。
監督はマイケル・アプテッド。
あらすじ
ケンタッキー州の炭鉱町に生まれたロレッタは、13歳でドゥーリトルと結婚した。
ロレッタはすぐに妊娠し、20歳までに4人の子どもの母親になっていた。
夫からプレゼントされたギターを使い、大好きな歌を歌うロレッタの歌声を聴き、ドゥーリトルは地元の酒場に彼女を売り込む。
最初は尻込みしていたロレッタだったが、彼女の歌声は人気に。
ドゥーリトルは不慣れながら、ロレッタのマネージャーとなり、レコードやヘッドショット写真をラジオ局に送り、全米を自家用車で駆け回りながら彼女を売り込んでいく。
キャスト
ロレッタ・リン シシー・スペイセク
ドゥーリトル・リン トミー・リー・ジョーンズ
パッツィ・クライン ビヴァリー・ダンジェロ
ロレッタの父 レヴォン・ヘルム
ロレッタの母 フィリス・ボーエンズ
感想
カントリー歌手であるロレッタ・リンと彼女の夫ドゥーリトルの夫婦愛を描いた作品でした。
ミュージカルではありませんが、音楽映画ということで記事にしておきたいと思います。
▼trailerです。
13歳で結婚し20歳までに4人の子どもをもったという時点で、壮絶な人生だと思いましたが、その後、さらにカントリー歌手としてスターダムに駆け上がります。
その年齢での結婚は当時、その地域ではそこまで珍しいことではなかったようです。
ロレッタを演じたシシー・スペイセクが吹き替えなしで歌っています。
オスカーを獲ったのも不思議ではない素晴らしいパフォーマンスでした。
その夫を演じるトミー・リー・ジョーンズの朴訥とした感じもとても良かったです。
山あり谷ありだったでしょうが、彼らは夫の死まで連れ添ったそうです。
カントリーはあまり詳しくありませんが、彼女の波瀾万丈な人生を知ると、このタイトル曲「Coal Miner's Daughter」もとても味わい深く聴くことができました。