『サーシャと不思議なワンダーランド(2013)』とは
ロシアの子ども向けのミュージカル映画。
監督はオルガ・カプトゥール。
あらすじ
サーシャは両親の言いつけを守らず、トラブルを起こしがちの女の子。
クリスマスの日、大失態を犯したサーシャは夕食に現れず、部屋に閉じこもる。
気づくとあたりは薄暗く、家族は誰もおらず、謎の太子と名乗る男に連れられて不思議な国に彷徨いこむ。
クリスマスイブに「良い子が欲しい」と願った家族の元にはサーシャの代わりに別の少女が送り込まれていた。
不思議な国では、子どもたちは番号で呼ばれ、お菓子もなく、1日中掃除をさせられていた。
そして、家族との記憶を消されてしまうということにサーシャは気づく。
なんとかして家族の元に戻ろうとするサーシャだが。
キャスト
サーシャ Kira Fleysher
太子 Vyacheslav Manucharov
女王 Yvonne Catterfeld
おじいちゃん Vladimir Grammatikov
猫のバケット Andrey Kaykov
ママ Irena Pegova
魔術師 Dmitriy Nazarov
おばあちゃん Natalya Seleznyova
パパ Timofey Tribuntsev
感想
プライムビデオにあったので、観てみました。
お話はどことなくジブリ映画『千と千尋の神隠し』を思わせるものがありました。
正直2013年の映画とは思えないような手作り感のあるセットもあり、独特なシュールな世界観はロシアや中欧らしいのかもしれません。
▼trailerです。
ミュージカル映画とカウントすべきか悩みましたが、ミュージカルシーンも複数箇所あったのでそうさせてもらいました。
主に子どもたちが頑張って歌うのですが、いわゆるアメリカのステージママに鍛えられた感じの子役たちではなく、本作の子どもたちはやや素朴さがあります。
ストーリーラインに矛盾点がありましたし、ツッコミどころ満載でした。
廃墟と化した遊園地や壁から耳が出ているなど、子どもがみたらトラウマになるんじゃないかと思うようなシーンもありました。
何回も観たいという作品ではありませんが、アメリカ以外の国で作られた作品として興味深く鑑賞しました。