『Frozen』とは
2017年にデンバーで初演され、2018年にブロードウェイで初演されたミュージカル。
ディズニーによる同名のミュージカルアニメ映画を基にしている。
舞台化に際して、新たに追加された曲も、映画版と同じくロバート&クリステン・ロペス夫妻による。
トニー賞に関しては3部門ノミネートに留まった。
あらすじ
同名映画に準ずる。
アレンデール王国の王女エルサは触れたものを氷に変えてしまう力を持っていた。
幼い頃、誤って妹のアナを事故に巻き込んでしまい、以来力を封印していたが、両親が海難事故に遭い、王位を継ぐことになったエルサは、戴冠式で久しぶりに人前に出ることになった。
しかし、その場でエルサは国全体を凍らせてしまい、エルサの妹アナは国とエルサを守るため立ち上がるのだった。
キャスト
Elsa Caissie Levy
Anna Aisha Jackson
Kristoff Noah J. Ricketts 『The Great Gatsby』
Hans John Riddle
Olaf Greg Hildreth 『I Can Get It for You Wholesale』
Pabbie Timothy Hughes
Weselton Robert Creighton
Oaken Kevin Del Aguila
Sven Adam Jepsen
Young Elsa Ayla Schartz
Young Anna Mattea Conforti
Queen Iduna Ann Sanders
King Agnarr Nicholas Ward
Bulda Alicia Albright
感想
2018年9月のブロードウェイ遠征の続きです。
ミーハーと言われようと、とにかく観たいものを観ようと元々心に決めていたので、今回も例に漏れず、行ってきました。
とはいえ、アナ雪のファンではそれほどありません。
エルサ役のキャシーのことは2011年に観た『ヘアー』以来知っていたのですが、今回彼女が大役のオリジナルキャストを射止めたと知り、これはお祝いしなければという気持ちも込めて観劇しました。
キャシーはこれまで『ウィキッド』のエルファバなどブロードウェイで主役級を演じてはいますが、オリジナルキャストで大役は初かなと思います。
Congratulations, Cassie!
'Frozen' comes to Broadway with new songs and a feminist twist
さて、作品ですが、良くも悪くも予想通りというか、期待を上回るものはありませんでした。
新曲もありましたが、やはり映画で耳馴染みがあることもあり既存曲の方が会場が沸き立っていました。
ただ、「Let It Go」では最新の視覚効果が使われていて確かにハッとさせられましたが、こちらもミュージカルというより、アミューズメントパークのアトラクションという印象を受けてしまいました。
↓「Let It Go」のハッとさせられる視覚効果
Frozen The Broadway Musical's Caissie Levy Performs 'Let It Go'
また、二幕はじめに歌われる新曲の「Hygge」コメディックなアキラ100%ばりのパフォーマンスでしたし、「Let It Go」とは別にエルサが歌う、凍った街を溶かすためにどうしたらいいのか、自分自身と対峙する「Monster」など、舞台ミュージカルらしいナンバーも楽しむことができました。
終演後は恥ずかしげもなく家族連れに混じって出待ち。
残念ながらキャシーには会えませんでしたが、他のメインキャストの方々とは交流でき嬉しかったです。
キャシーはお家に小さいお子さんがいらっしゃるので、仕方ないですね。
うーん、期待していただけにそこまで…
言い方は悪いですが、観光客目当てのところは大きい作品かなと思います。