『ビューティフル』とは
2016年にブロードウェイで初演されたばかりの作品で、もちろん今回が日本初演。
キャロル・キングがなぜ作曲家から歌手になったのか、波乱万丈なキャリアやプライベートを描いている。
日本人キャスト公演では、キャロルを水樹奈々、平原綾香のダブルキャストが演じた。
キャスト
ジェリー・ゴフィン 伊礼彼方
シンシア・ワイル ソニン
ドニー・カーシュナー 武田真治
感想
平原綾香キャロルの初日を拝見しました。
今回は前から4列目で大迫力のステージを楽しんできました。
キャロル・キングは中学時代にたまたまラジオから流れてきた「You've got a friend 」からファンで、ベストアルバムを持っています。
私含めてたくさんファンがいる分、日本語訳される方は大変だろうなと思いますが、思っていたよりスムーズに耳に入ってきました。
恥ずかしながら、全く彼女の人生を知らなかったので、随所でびっくりしていました。
一見、キャリアも成功して、お子さんもいて幸せそうですが、パートナーとの不和に悩み続け、それを起爆剤として歌手として歌い続けた人なのですね。
若き日のライバルとの競争、嫉妬、友情も描かれており、you've got a friend では号泣でした。
伊礼さんとあーやのシリアスな場面に冷や汗だらだらでしたが、中川さんとソニンちゃんのコンビの仲の良さにまた癒されながら、 舞台は進んでいきます。
You make me feel like a natural womanは、別れたパートナーとの甘い愛の日々を書いた歌。
それをキャロルは複雑な気持ちで歌い上げる訳ですが、仕事とはいえ、つらい…
涙が止まりませんでした…
彼の離れていく気持ちを何とか繋ぎとめようとしたキャロル、頑張って関係を修復しようとしたキャロル…
キャリアに恋に頑張っている女性は、キャロルに共感すること必至なのではないでしょうか。
私も大きなパワーをもらいました。