ミュージカルは終わらない Musicals won't be over.

舞台ミュージカルを中心とした、ミュージカル映画、演劇、オペラに関するブログ

『Chicago』 2009年12月 ★★★★★

今日は、『シカゴ』。
舞台版は、日本で米倉涼子主演のを観たことがあるだけで、b'wayでは初めてでした。
学校のお友達が当日券を取ってくれたので、かなり安く観ることができました。

 

嬉しかったのは、2006年リバイバルされた『コーラスライン』に出演していた女優さんがヴェルマ役を演じていたこと。
彼女は、私はBWで『コーラスライン』を観た時のシーラ役で、なぜかとても印象に残っていたのです。
その後、そのオーディションを扱った『ブロードウェイにかける夢』にも出演していたし、
9月のBroadway on Broadwayでも出演していたのですが、まさか再び舞台で会えるとは。
実は、彼女は映画版の『シカゴ』にも出演しているのです。
Cell Block Tangoのうちの一人を演じている黒人さんです。

 

また、メアリー・サンシャインが個人的に驚きでした。
メアリー・サンシャインは、女性新聞記者で、法廷でいきなりカミングアウトしちゃう役ですが、
最初見た時、本当に女性としか見えなかったんですね。
声にしても、全然男性っぽくなくて。

 

また、一緒に行ったお友達は映画のできる前にBWで『シカゴ』を観ていて、
その時と比較すると、ロキシーが映画の中のロキシー像に近くなっている気がする、とのこと。
時代とともに、キャラクターのイメージも変わるんでしょうか。

 

『シカゴ』は、今でも大好きな作品のひとつですが、特にハマっていた時は毎日CDを聴いていたくらい。
NYで観ると、なんとなくアポロ・シアターのショーみたいな雰囲気がして、また良かったです。
当たり前ですが、本当に本当に素晴らしいものでした。
ビリーの「both reach for the gun」で声をすごい長さ伸ばしていましたし。
短いですが、これ以上、特に言うことなしの、とにかく素敵なショーでした。