『ウーマン・オブ・ザ・イヤー』とは
1981年ブロードウェイ初演のミュージカル。
原作は1942年のキャサリン・ヘップバーン主演の同名映画。
トニー賞は脚本、作曲など4部門で受賞した。
↓トニー賞授賞式でのパフォーマンス
Lauren Bacall Woman of the Year 1981 Tony Awards
あらすじ
その年最も輝いた女性に贈られるウーマン・オブ・ザ・イヤーの授賞式を控えた、テス・ハーディング。
お互い一目惚れでスピード結婚した漫画家サムとの結婚生活は順風満帆のように思われたが、仕事最優先のテスとの間にはいつしか溝が。
今まで築き上げてきたキャリアをとるのか、愛する人との生活をとるのか、テスの決断はいかに。
キャスト
テス・ハーディング 早霧せいな
サム・クレイグ 相葉裕樹
アレクシ・ペトリコフ 宮尾俊太郎
ジェラルド 今井朋彦
ヘルガ 春風ひとみ
チップ・サリスバリー 原田優一
ジャン・ドノヴァン 樹里咲穂
感想
晴天の土曜日、赤坂ACTシアターに行ってまいりました。
ミュージカル『プロデューサーズ』で揶揄されているような、古き良き典型的なミュージカル・コメディーかなと想像していましたが、内容的にはキャリアに恋に奮闘する現代女性の背中を押すようなものでした。
やはり、40年そこそこでは世の常は変わりませんね。
私は宝塚はほとんど観ないので、早霧せいなさんはお初にお目にかかりましたが、2階席後方からでも際立つスター性を感じました。
主題がはっきりしていて、歌に群舞にとても可愛くて楽しく、観客も思わず手拍子をしてしまう感じ、ミュージカルの醍醐味ですね。
途中、確かに冗長さを感じないこともなかったですが、洒落た音楽を楽しんでいたら終わってみるとあっという間でした。
終盤のバレエシーンも見事でしたし、全体的に満足しました。