ミュージカルは終わらない Musicals won't be over.

ミューオタるんによる舞台ミュージカルを中心とした、ミュージカル映画、演劇、オペラに関するブログ

『キャッツ(2019)』Cats

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『キャッツ(2019)』とは

アンドリュー・ロイド=ウェバー(以下ALW)が作曲を手掛けた、1981年にロンドンで初演された同名の舞台ミュージカルを基にした、2019年のミュージカル映画

原作はT・S・エリオットによる『キャッツ - ポッサムおじさんの猫とつき合う方法』。

脚本はALWとトレヴァー・ナンが手掛けている。

今回の映画化に際して、ALWとテイラー・スウィフトが共作した新曲「Beautiful Ghost」が加わっているほか、キャラクター設定が舞台版とは少し異なる。

監督はトム・フーパー

あらすじ

満月が輝く夜。

若く臆病な白猫ヴィクトリアが迷い込んだのはロンドンの片隅のゴミ捨て場。

そこで出会ったのは個性豊かな“ジェリクル・キャッツ”たち。

ぐうたらな猫、ワイルドな猫、お金持ちでグルメな猫、勇敢な兄貴肌の猫、不思議な力を持つ長老猫。

様々な出会いの中でヴィクトリアも自分らしい生き方を見つけていく。

そして今宵は新しい人生を生きることを許される、たった一匹の猫が選ばれる特別な夜。

 一生に一度、一夜だけの特別な舞踏会の幕が開く。

キャスト

バストファー・ジョーンズ ジェームズ・コーデン

オールド・デュトロノミー ジュディ・デンチ

ラム・タム・タガー ジェイソン・デルーロ

マキャヴィティ イドリス・エルバ

グリザベラ ジェニファー・ハドソン

ガス イアン・マッケラン

ボンバルリーナ テイラー・スウィフト

ジェニエニドッツ レベル・ウィルソン

ヴィクトリア フランチェスカ・ヘイワード

ミストフェリーズ ローリー・デヴィッドソン

マンかストラップ ロビー・フェアチャイルド

カッサンドラ メット・トーレイ

スキンブルシャンクス スティーヴン・マックレー

マンゴジェリー ダニー・コリンズ

ランペルティーザ ナオイム・モーガン

グロールタイガー レイ・ウィンストン

プラトー ラリー・ブルジョア

ソクラテス ロラン・ブルジョア

コリコパット ジェイ・バトート

ジェミマ ジョナデット・カルピオ

ディミータ ダニエラ・ノーマン

アロンゾ ブルーイー・ロビンソン

ジェリー・ロラム フレヤ・ローリー

エレクトラ イダ・サキ

タントミール ジジ・ストラレン

アドメートス エリック・アンダーウッド

グリドルボーン メリッサ・マッデン・グレー

感想

一応記録として書いておきたいと思います。

いろいろな意味で話題をさらった作品でしたね。

映画館で鑑賞しました。

▼trailerです。


Cats Trailer #1 (2019) | Movieclips Trailers

まず、この映画を観て、ミュージカル『キャッツ』を観たつもりにならないでほしい、ということは言っておきたいです。

映像化されたものだと、下のディスクの方が断然おすすめです。

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 舞台版では美しいバレエのソロを披露するだけの、いわゆる端役の扱いであったヴィクトリアが先導役になって、観客をジェリクルキャッツの世界に引き込むという構成。

さらに、彼女はシラバブの純粋さも兼ね備えているという設定になっていました。

この点は、観客を日常からファンタジーに引き込むという点では優れていたと思われます。

また、舞台版では劇場猫のガスが劇中劇でグロールタイガーを1人2役として演じますが、本作ではグロールタイガーはマキャヴィティの手下という全く違う設定。

相手役のジェリー・ロラム/グリドルボーンも同様でした。

舞台版のグロールタイガーとグリドルボーンのシーンは2幕の一つの山場だと思うので、このシーンの削除は非常に残念でした。

また、ジェニエニドッツのダンスシーンには言葉を無くしました。

大好きなタップシーンなのに、杜撰にも程があります。

劇団四季のキャッツシアターに行っていただければわかると思いますが、この作品の魅力の一つは舞台芸術の手作り感だったり、衣装にあった思うのですが、そういった部分が本作ではCG技術によって台無しになっていました。

観客の多くが感じた違和感は間違っていないと思います。

レ・ミゼラブル』の成功で、多くの期待を背負って製作に挑んだトム・フーパー監督でしたが、その期待が大きかった分、観客を大きく裏切る結果となってしまいました。