ミュージカルは終わらない Musicals won't be over.

ミューオタるんによる純粋なミュージカルブログ

『ダディ・ロング・レッグズ〜足ながおじさんより〜』2017.11.18.ma

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『ダディ・ロング・レッグズ〜足ながおじさんより〜』とは

ウェブスターの小説『あしながおじさん』をミュージカル化したもの。

2009年にカリフォルニアで初演、2012年ウェストエンド、2015年オフブロードウェイで上演。

日本では2012年初演以来、井上&坂本コンビで上演され続けている。

なお、同じ原作を扱ったアステア主演のMGMのミュージカル映画を舞台化とは全く異なる作品である。

あらすじ

孤児院で暮らす18歳の少女ジルーシャは、ある夜、大学に進学し勉学を保証するという思いもかけない手紙を受け取る。

条件は月に一度手紙を書くこと。

手紙の主は、その夜に見た車のヘッドライトに照らされ、足長蜘蛛「ダディ・ロング・レッグズ」のような影、まさにその人だった。

影でしか見たことのない人だったが、ジルーシャは心を躍らせ手紙を送り続けた。

影の正体であるジャーヴィス・ペンドルトンもまた、知性のある手紙を毎回送ってくる彼女に惹かれていくのに、時間はかからなかった。

そして、ついにジャーヴィスは影の正体であることを隠してジルーシャの前に現れる。

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キャスト

ジルーシャ 坂本真綾

ジャーヴィス 井上芳雄

感想

今日はあいにくの雨で曇り空でしたが、シアタークリエは満席で熱気にあふれていました。

今までずっと観てみたいと思っていたこのミュージカルをようやく観られて本当に幸せでした。

今回の観劇前に、ウェブスターの原作を改めて読んでみました。

原作の小説はジルーシャのジャーヴィスに対する手紙のみで構成されており、大学での生活やジャーヴィスの容貌などもジルーシャの視点から語られています。

この舞台では、孤児院の院長やジルーシャの大学の級友などは登場せず、実際に登場する俳優は2人のみであり、原作の小説への敬意を感じる内容になっていました。

オーケストレーションもピアノ、ギター、チェロだったかな、とてもシンプルな構成で、『ファンタスティックス』のような雰囲気でした。

オフブロードウェイ向けの作品で、クリエのサイズにとても合っている印象を受けました。

坂本さんはおそらく、初めましてかと。

もしかしたらレミゼのエポを観ているかもしれませんが。

声が透き通っていて、雰囲気も清楚で聡明なジルーシャを演じられていました。

井上さんはいうまでもなく、歌も演技もお上手で、パーフェクトでした。


『ダディ・ロング・レッグズ~足ながおじさんより~』待望の再演!

舞台奥の高台にジャーヴィスの書斎をイメージした本棚が置かれ、下手にオーケストラがいました。

また、舞台上にある幾つかの旅行鞄から本などの小物を取り出したり、旅行鞄を積み上げて山に登る様子を表したりしていました。

ジルーシャは1幕も2幕も客席から登場しましたが、高台にいるジャーヴィスとの違いを表したかったのかなと思ったり。

とにかく、2人ともが可愛くて、おかしくて、愛おしくなる舞台でした。

音楽は、決してキャッチーなものではないですし、華やかさはない舞台ですが、ドラマが音楽を盛り上げるようなミュージカルで、私は好きでした。

最後に、近々日本人キャスト版のDVDが販売になるそうです。

予約も開始になっているようなので、要チェックです。