ミュージカルは終わらない Musicals won't be over.

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『オーケストラの妻たち(1942)』Orchestra Wives

 

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『オーケストラの妻たち(1942)』とは

1942年の20世紀フォックスによるミュージカル映画

グレン・ミラー・オーケストラの2作目にして最後の出演映画。

監督はアーチー・メイヨー。

あらすじ

田舎町に住むコニーは、オーケストラのトランペット奏者であるビルの大ファンだった。

ある日、町にそのオーケストラがやってきた時、コニーは偶然ビルに遭遇し、翌日の近くの街のコンサートにも招待される。

憧れの人に出会ったコニーは夢見心地で、翌日ビルに再会した時、コニーはビルのプロポーズを受け入れる。

コニーは、ビルやオーケストラの一座と一緒にカリフォルニアまでツアーで一緒に回ることになる。

コニーは他のオーケストラの団員の妻たちと話すうちに、ビルが一座の歌手であるジェイニーと関係を持ったことがあると聞かされ、ショックを受けてしまう。

キャスト

コニー   アン・ラザフォード

ビル   ジョージ・モンゴメリー

ジーン   グレン・ミラー

ジェイニー   リン・バリ(歌唱部分はパット・フライデー)

ナタリー   キャロル・ランディス

シンジン   シーザー・ロメロ

エルシー   ヴァージニア・ギルモア

ジーン・モリソン・オーケストラ   グレン・ミラー・オーケストラ

ニコラス・ブラザーズ   本人

感想

女性同士のドロドロな関係の中、天真爛漫なアン・ラザフォードが可愛く、グレン・ミラー・オーケストラの音楽とともに楽しめる作品となっていました。

▼trailerです。


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ヒロインのアン・ラザフォードが素朴な田舎娘を好演しています。

なかなかつらい目にも遭うのですが、そんなことではめげない気丈さもあり、幸せな気持ちで観終えることができました。

本作は以前紹介した『銀嶺セレナーデ』と共通項が多いんです。

例えば、グレン・ミラー・オーケストラやニコラス・ブラザーズの出演作、アン・バリが歌手という役どころ、監督がアーチー・メイヨー、など。

本作でもグレン・ミラー・オーケストラの演奏を存分に堪能できます。

グレン・ミラー自身の台詞も前作より増えていますね。

▼「People Like You and Me」陽気なナンバー


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そして、ニコラス・ブラザーズが本作でも柔らかすぎる関節を駆使したアクロバティックなダンスを披露しています。

相変わらず素晴らしいです。

▼「I've Got a Gal in Kalamazoo」でのニコラス・ブラザーズの見事なパフォーマンス(4:10〜)


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