『マンマ・ミーア!』とは
1999年ロンドン初演のミュージカルを映画化したもの。
楽曲は、ABBA(アバ)によって発表されたものを使用しています。
このように、もともとある曲を使ってつくられたミュージカルを「ジュークボックス・ミュージカル」や「カタログ・ミュージカル」と言いますが、この作品はその成功作として有名です。
ちなみに、「マンマ・ミーア!」という言葉の意味は、「おや、まあ!」という驚きを表わすものです。
あらすじ
エーゲ海に浮かぶ孤島で小さなホテルを経営するドナ。
彼女が女手一つで育てた愛娘・ソフィは、まもなくスカイと結婚式を挙げる。
ソフィは、自分の本当の父親が誰なのか知らなかった。
バージン・ロードを父親にエスコートしてもらうために、父親探しを始める。
ドナの昔の日記から父親候補を3人絞り出し、ドナには秘密で母親名義で結婚式への招待状を出すことに。。。
キャスト・スタッフ
監督…フィリダ・ロイド
ドナ・シェリダン…メリル・ストリープ
ソフィ・シェリダン…アマンダ・セイフライド
ロージー…ジュリー・ウォルターズ
ターニャ…クリスティーン・バランスキー
サム…ピアース・ブロスナン
ハリー…コリン・ファース
ビル…ステラン・スカルスガイド
スカイ…ドミニク・クーパー
感想
映画館で観ました。
ロンドンキャスト盤はi Podに入っているけれど、
まだ舞台は観ていないので、舞台と映画の比較はできませんでしたが、
率直な感想として、とても楽しめましたo(^^)o
舞台の映画化だと、楽曲が削除されて、代わりに芝居の量が増えるんですが、
この『マンマ・ミーア!』はそういったことがなく、終始ずーっと歌い続けている印象を受けました。
削除された楽曲でも、instrumentalでところどころに流れていました。
歌は、前奏があまりなくて、突然バンッ!と始まる感じが多かったです。
時間短縮の関係上、仕方なかったかもしれないけれど、少し違和感がありました。
ダンス・シーンも、多かったですね。
すごくミュージカル色が強くて、私はかなりハッピーだったけれど、
ミュージカル苦手の人は引いちゃうだろうな~、という場面も正直いくつかありました。
キャストについて。
個人的には、ドナのストリープさんが案外いい印象を受けました。
前に心配していた、『プラダを着た悪魔』の怖い編集長のおばさまのイメージが吹っ飛んで、
すっかり良いお母さんドナに。
歌も意外と歌えて、ドナ&ダイナモスのシーンでもノリノリで踊っていました。
さすが、女優さんですね。
アバのファンの方はもちろんだけれど、
私のように、このミュージカルでアバの素晴らしさを知る人も多いだろうなぁ、と思います。
奇跡的にストーリーと楽曲が一体化した、素敵なジュークボックス・ミュージカルなので、
多くの人に観てもらいたいです(^^)