ミュージカルは終わらない Musicals won't be over.

舞台ミュージカルを中心とした、ミュージカル映画、演劇、オペラに関するブログ

「夢から醒めた夢」 2008年8月 ★★★★☆

  愛を、感動をありがとう♪日本を代表するオリジナルミュージカル

 

8月下旬、行ってきました。
ピコは吉沢さんじゃなかったけれど、2階席の最前列で観られたので、大満足の観劇でした。
今回が、8月の観劇のラストだったので、キャンペーンの引き換えをしてもらいました。
私がゲットしたのは、以下の3つです。
イメージ 1
左から、「南十字星(東京)」、「夢から醒めた夢(東京)」、「ウェストサイド物語(京都)」です。
お気に入りは、南十字星の十字架。なかなか素敵(´∪`)人
ストラップは、在庫が終了したらしく、後日郵送で、とのこと。
いまだに届いておらず…ホントに届くのだろうかと、ちょっと心配なのです(^^;)

 

【演出・舞台装置】
 ロビーでのパフォーマンスがあるということで、いつもより早めに劇場に乗り込みました。
 早速それらしき小舞台を2階で見つけ、イスに座って待っていると、兵隊さん(?)と楽器を演奏するオネエサン(?)が登場。
 近くにいた男の子と簡単なダンスを踊りました(^^)
 いい思い出になったでしょうね♪
 この他、お人形さんや足長ピエロなど、子供たちは大喜びでした。
 この企画は、来月開幕する「ソング&ダンス」で演出をする加藤敬二さんの案らしいです。
 面白いアイディアですよね。
 ファンタジーのお話に入りやすくする工夫なんでしょうか。

 

 そして、開演!
 
 ファンタジーのミュージカルってどんなものだろうと、少し緊張していましたが、自然に入り込めました。
 夜の遊園地のダンスシーン。
 生と死が交錯する、ピコとマコの入れ替わるシーン。
 「♪愛をありがとう」をはじめとした、耳に馴染みやすいメロディー。
 幅広い年代の人が楽しめるミュージカルでした(^^)
 
【全体を通して】★★★★☆ 
 私は、基本的にドライなのですが。
 今回は、なぜか涙が・・・
 しかも、号泣です(T-T)
 こころをしめつけていた箍(たが)が緩まった、そんな感じでした。
 今回の公演の初演のピコを務めた吉沢さんが、「演じる度に、心が洗われる」とおっしゃっていましたが、納得です。
 
 この作品には、様々なバックグラウンドを持った、人間味あふれる人物が登場します。
 ピコは、その全ての人を受け入れる、良い面も悪い面も全て。
 人を憎んだりせず、たとえ自分が陥れられても、まず相手のことを考える。
 ピコとの別れの場面では、ピコの行動に、みなの心が愛に満たされ、「♪愛をありがとう」を歌う。

 

 自己犠牲、自分に厳しく他人に優しく・・・

 

 自分自身もまた然りなのですが、政治や社会全般の問題を見渡しても(言わずもがなですよね)、自分のことしか考えられない人間が多い。。
 悲しいけれど、人間の性質ってなかなか変わるものじゃないですね。
 だからこそ、この作品は長年再演が繰り返されても、色褪せずに、観る者の感動を呼ぶんでしょうね。

 

 

【主要キャスト】
 ピコ…真家瑠美子
 マコ…花田えりか
 マコの母…織笠里佳子
 メソ…飯村和也
 デビル…道口瑞之
 エンジェル…有賀光一
 ヤクザ…野中万寿夫
 暴走族…大塚俊
 部長…田中廣臣
 老人…維田修二
 老婦人…佐和由梨
 夢の配達人…北澤裕輔

 

【基本データ】
 会場…四季劇場 秋
 入場料…8400円
 上演時間…2時間10分(休憩20分)