ミュージカルは終わらない Musicals won't be over.

舞台ミュージカルを中心とした、ミュージカル映画、演劇、オペラに関するブログ

『Wicked』 2009年11月 ★★★★★

最近、NYの友達からメールが来たり、facebookでみんなの写真を見る度に、
NYシックにかかってしまっています(T_T)

 

b'way観劇記のつづきです。

 

今日は、『Wicked』。

 

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実は、去年(2009年)春に四季版のこの舞台に、ハマりにハマってしまい、3回も観てしまったほど。
ブロードウェイでもかなり人気なので、まだ閉幕する気配が全くないので、
今回観られなくてもいいかな、なんて思っていたんですけど、
Lottery ticketがあったので挑戦してみたら2回目で晴れて当選できました☆
最前列ではなかったのですが、前から二番目の席で格安で観劇できたのです。
しかも、当選の記念に、缶バッジをもらっちゃいました(^^)
写真はあとでアップロードしますね。


ストーリーなどは、有名なので、省略。

 

観劇して、思ったこと。
四季版の、ブロードウェイ再現率って、とても高いなぁということ。
舞台装置や衣装などの点において、ということですけど。
本当に、そっくりそのままでした。

 

舞台側は、日本とそっくり同じだったのですが、
違いを感じたのは、お客さんの反応・笑うツボです。
日本人の私が観ていて、「なぜそこで笑う?」というところで笑うんです。
ボックが、ブリキ男になるシーンで笑うのは、まぁ、分からなくもないんですけど、
冒頭のエルフィ誕生シーンで、「GREEEEEN!!!!!!」というユニゾン?の場面。
マンチキン国王が愛娘が誕生したのに「take her away...」とか言って、ちょっとシリアスなシーンですよ。
日本版だと、シーンとなっちゃう場面なのに、みんなゲラゲラ笑っているんですね。
私は周りに影響されやすいタイプなので、周りが笑ったら、お母さんは出産の体勢のままだし、
なんだか急に滑稽な場面に見えてきてしまって、結局一緒に笑ってしまったんですけど(笑)
『Avenue Q』でもそうだったのですが、日本人じゃ固まっちゃうところを笑い飛ばしてしまう、
そんなアメリカ人の国民性を感じられた一幕でした。

 

舞台は日本版と同様、鳥肌ものでした。
舞台にとても近かったので、日本で観た時よりも感動は大きかったです。
Defying the Gravityで鳥肌はマックスになり、For Goodで絶対に泣いてしまう、という法則はブロードウェイでも同じでした。


劇場を出る時、おもしろいものを見つけてしまいました。
劇場の出口のドアの上に、こんな文句が書かれているんです。

 

「YOU ARE NOW LEAVING OZ」(オズの国を出発されるみなさま)
「REALITY STRAIGHT AHEAD」(ドアの外は現実世界です)
「DRIVE (OR FLY) CAREFULLY」(運転(もしくは飛行)にはお気をつけください)

 

舞台だけでも100%満足ですが、これを見つけて120%になりました(^^)