『I Am From Austria』とは
2017年にオーストリアで初演されたミュージカル。
日本では今回2019年初演。
作詞・作曲はラインハルト・フェンドリッヒ。
演出は斎藤吉正。
あらすじ
ここはホテル・エードラー、ウィーンにある老舗の四つ星ホテル。
跡取りのジョージ・エードラーは、伝統と格式を重んじる両親に対して、今の時代に合わせた改革を進めていくべきだと考え、積極的に経営に参加している。
そのホテル・エードラーではこの日、悲願の五つ星達成をかけた大物ゲストを迎える準備が進められていた。
なんと、ハリウッドで成功を収め、今や世界的な有名人となったオーストリア出身の女優エマ・カーターがお忍びで滞在することになっているのだ。
しかし、このトップシークレットを一人の従業員がSNSに投稿してしまい、ホテルは大混乱に。
ジョージは、SNSに投稿したのは自分だと嘘をつき、そのばを取り繕うが、エマと彼女のマネージャー、リチャードの怒りは収まらない。
ジョージは、エマに謝ろうとホテルの名物エードラー・トルテを手にスイートルームを訪れるが、あろうことか扉を開けたエマにトルテをぶつけてしまう。
彼女の苛立ちは頂点に達するが、トルテを一口食べたエマはその味に感激。
やがて言葉を交わすうちに二人は意気投合し、ジョージはホテルを案内しようとエマを連れ出すが・・・
キャスト
ジョージ・エードラー 珠城りょう
エマ・カーター 美園さくら
リチャード・ラッティンガー 月城かなと
ロミー・エードラー 海乃美月
パブロ・ガルシア 暁千星
フェリックス・モーザー 風間柚乃
ライナー・ベルガー 輝月ゆうま
ヴォルフガング・エードラー 鳳月杏
ミス・ツヴィックル 白雪さち花
デニス 紫門ゆりや
ヘルタ・ヴァルトフォーゲル 夏月都
エルフィー・シュラット 光月るう
感想
珠城りょうさん率いる月組さんによる、オーストリアうまれのミュージカルを観てきました。
オーストリアミュージカルといえば、まず思いつくのが『エリザベート』ですが、本作はそれとはまた違ったポップな作品となっていました。
また、2019年から宝塚観劇を始めた宝塚超初心者の私ですが、今回は初めて当日券にチャレンジしてきました。
当日券の買い方などについても簡単に書いていきたいと思います。
▼観劇後の感想です。
『I Am from Austria』オーストリアのミュージカル日本初演。月組。ドタバタミュージカルコメディ。オーストリアへの愛国心が謳われている。音楽とキャストは魅力的だけど、なぜこの筋書きを選んだのかなと思っちゃった。でもポップでキュートな作品🌟初の当日券だった♪ pic.twitter.com/N5USht6HHX
— るん / Lune (@nyny1121) 2019年12月8日
ホテルの御曹司を演じた珠城りょうさんの、なんというんだろう、恰幅の良さというか、体幹がしっかりしている感じが頼もしくて、魅力的でした。
後で調べたらソフトボールを嗜むスポーツ少女だったとのことで、納得です。
2幕のヘリコプターのシーンは今まで劇場ではあまり観たことがないほど舞台から迫り出すセットで、2階最後列でしたが興味深く拝見しました。
楽曲はポップスが中心で、なかなかキャッチーなものが多く、帰り路にハミングしたくなるような素敵なものでした。
タイトルにもある通り、「I am from Austria.」とクリエイターたちの母国オーストリアへの愛が感じられる歌詞が散りばめられていました。
続いて、当日券について。
特に初心者の方ですと友の会の抽選ではなかなか当選しませんし、かといって各組でファンクラブに入るなんていうことはできないので、first-come, first-served形式の当日券はとても魅力的だと感じました。
▼当日券取得に関して時系列でかんたんにまとめてみました。
【はじめての宝塚当日券挑戦記】
— るん / Lune (@nyny1121) 2019年12月8日
5:08 着 誰もいない…真っ暗で怖い
5:15 3人 仲間だ〜
5:26 照明点灯
6:12 8人
7:35 18人くらい
8:53 係の方が人数を数え始める
9:25 親切な方に御手洗いの場所を教えてもらう
9:50 列の形態が徐々に変化
10:00 無事 2階の最後列購入
2階席最後列ですが、舞台上はほんの少し切れるかなというくらいで、そこまでpartial viewではないので、おすすめです。
当日券の支払いは現金のみなので、事前にお財布を確認して行った方が良さそうです。
2500円で宝塚の舞台をliveで観られるのはすごい。友の会に入ってもなかなかチケット取れないし、だからといっていくつも個人ファンクラブに入れるわけではないし。長時間待っても、ありだなと。ほんの少し舞台上は欠けるし、舞台降りは見えないけれど、許容範囲内。機会があったらまた活用しよう。
— るん / Lune (@nyny1121) 2019年12月8日