『レ・ミゼラブル』とは
1980年にパリで初演され、その後プロデューサーであるキャメロン・マッキントッシュらによりブラッシュアップされ、1985年ウエストエンド、1987年ブロードウェイでそれぞれ初演されたミュージカル。
日本では1987年に初演され、以来断続的に公演されている。
作曲はクロード=ミシェル・シェーンブルク、作詞はアラン・ブーブリルによる。
あらすじ
ヴィクトル・ユゴー作の同名小説に準ずるため割愛。
キャスト
*iPhoneやAndroidではキャスト表が表示されない場合があります。下の写真を参照してみてください。
感想
久しぶりに『レ・ミゼラブル』日本公演に行ってきました。
知り合いのとしさん(伊藤俊彦さん)は今回も工場長役でご出演されましたが、としさんの工場長を拝見するのは初めて。
以前拝見した時はグランテール役でしたね。
また、劇団四季時代からずっとファンである濱田めぐみさん、福井晶一さんや、注目してる若手として小野田龍之介さん、海宝直人さんが出演されるということで、とても楽しみにしていました。
▼trailerです。
『Les Misérables』2019年全国5大都市ツアー公演!
▼観劇後の感想です。
知っている歌詞と全然違って、全然時代についていけていない者です。#レミゼ
— るん / Lune (@nyny1121) 2019年5月18日
今回観て改めて
— るん / Lune (@nyny1121) 2019年5月19日
「パン屑のハイソサエティ
サンミッシェルのスラムだ」
の旧歌詞の部分を、自分がどれだけ愛していたのかを知った。
久々の観劇だった私は、歌詞が変更されていることが全く頭になくて、1日目はパニックになってしまいました。
特にお気に入りのガブローシュの歌詞が変わってしまったのは相当ショックでした。
2回とも、2階B席最前列からの観劇でした。
中学の時、初めて観た四季のキャッツで、マンカストラップを演じていたのが福井晶一さん。その時、いい役者さんだと直感した。今回彼の演じるヴァルジャンを観て、その直感は間違っていなかったと思った。ヴァルジャンの、特に歌唱以外の部分で魅せられた。
— るん / Lune (@nyny1121) 2019年5月19日
福井晶一さんは四季時代からずっと好きで、こうしてバルジャンを演じられるまでになって、個人的にとても嬉しいです。
公演終盤ということで、高音に苦労されていたようですが、歌以外の演技や表情などで魅了してくれました。
私は、バルジャンに関しては歌が全てだとは思っていません。
レミゼの曲全般に言えることですが、セリフに軽くメロディが乗っている曲が多く、もちろん歌唱力があればいうことはないのですが、例え声が枯れていてもそれを上回る演技力や演じ抜くという意志を強く感じればそれだけで観客は感動するものです。
小野田龍之介さんの歌唱力がもう別格。すぐにでもジャベールできるのでは?思ってしまうほど。石丸さん主演の『パレード』で初見した時、すごい新人が出てきたと思ったけれど、以来、期待を裏切らない活躍ぶり。レミゼ初出演なのに貫禄あるし、老成していて素敵。いつかヴァルジャンを演じてほしい。
— るん / Lune (@nyny1121) 2019年5月19日
続いて、アンジョルラスを演じた小野田龍之介さんですが、彼はもう抜群でしたね。
ようやく彼の年齢に見合った良役が巡ってきたという感じです。
初めてお目にかかった時から、この年齢で、なんという骨太なミュージカル俳優が出てきたのだろうと思ったのですが、今回拝見してその思いがさらに強くなりました。
もうすでに、彼がジャベールやバルジャンになっている青写真が目に浮かびます。
よくぞ、よくぞこの役を引き受けてくださいました!
ファンティーヌというと映画版のアン・ハサウェイのイメージが一般では強いのか、細く折れそうな手足を連想し、実際はそうなのかもしれません。
しかし、ブロードウェイ版などではパティ・ルポンPatti LuPoneなど、いわゆる声量のあるdiva的存在が担当してきた役柄ですし、濱田めぐみさんのファンティーヌはまさに適役だと思いました。
贔屓目もあるかもしれませんが、めぐさんのファンティーヌが物凄く良かったです。
「I Dreamed a Dream」の一曲の中でも感情の変化がわかり、表現力の幅広さがわかりました。
ファンティーヌは男に裏切られて、子供を抱えて、売春婦に身を落としたかわいそうな女性像という見方ももちろんできますが、私は彼女は人を深く愛することのできる女性だと考えています。
男を深く愛し、そして子供を深く愛し、愛する者のために自分の全てをつぎ込むなんて、か弱い女だったら絶対にできません。
そういうファンティーヌの気丈さを濱田さんのperformanceからは感じ取りました。
知り合いのキャストさんが、私が濱めぐさんの大ファンであることを知っていて、事前に濱めぐさんにサインをもらっておいてくれたものを私にさっき渡してくれたので、今嬉しくて泣いているところ。
— るん / Lune (@nyny1121) 2019年5月19日
そして、終演後、なんととしさんが私が濱田めぐみさんのファンであることを知っていて、事前にサインをもらっておいてくれたのです。
このサプライズにはとても驚いて、頭が真っ白になってしまったのですが、それとともにとても嬉しかったです。(名前入りなので写真は載せません。)
ありがとうございました。
大切にいたします。