ミュージカルは終わらない Musicals won't be over.

舞台ミュージカルを中心とした、ミュージカル映画、演劇、オペラに関するブログ

『ブルース・ブラザーズ(1980)』The Blues Brothers

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ブルース・ブラザーズ(1980)』とは

1980年のアメリカの映画であり、ジャンルとしてはミュージカル、アクションなど入り混じっている。

監督は、ジョン・ランディス

1998年に続編として『ブルース・ブラザーズ2000』が公開された。

あらすじ

ジェイクは強盗を働き、3年の刑期を終えて刑務所を出所したばかり。

弟エルウッドはなぜか古いパトカーで兄を迎えに来ていた。

兄弟はかつて育ててくれたカトリック系の孤児院に出所した報告に行くと、そこで孤児院が5000ドルの固定資産税を払えないために立ち退きを強いられていることを知る。

修道院を救いたいと考えた兄弟は、以前世話になっていたカーティスに相談に行くと、牧師の移動礼拝に出席することを勧められる。

その礼拝で、ジェイクは突然神の啓示を受け、バンドをやることを決意する。

二人は昔のバンド仲間の元をまわり、強引にバンドに引き入れる。

バンドのライブで得た金で孤児院を救おうとするが、彼らの行き手には警官、ネオナチ派の過激集団、謎の女らが立ちはだかるのだった。

キャスト

ジョリエット・ジェイク・ブルース ジョン・ベルーシ

エルウッド・ブルース ダン・エイクロイド

牧師 ジェームス・ブラウン

カーティス キャブ・キャロウェイ

マット・マーフィの妻 アレサ・フランクリン

ティーヴ・クロッパー スティーヴ・クロッパー

ドナルド・ダック・ダン ドナルド・ダック・ダン

ウィリー・ホール ウィリー・ホール

トム・マローン トム・マローン

ブルー・ルー・マリーニ ルー・マリーニ

マット・マーフィ マット・マーフィ

Mr. ファビュラス アラン・ルービン

バートン刑事 ジョン・キャンディ

イリノイのナチ司令官 ヘンリー・ギブソン

ボブ ジェフ・モリス

謎の女 キャリー・フィッシャー

レイ レイ・チャールズ

その他の著名なキャストとして、ポール・ルーベンス、ツイッギー、フランク・オズ、ジョン・リー・フリッカーチャカ・カーンジョー・ウォルシュスティーヴン・スピルバーグらがいる。

感想

名作と言われる映画はジャンル横断的であることが多いという話を聞いたことがあります。

その点において、この作品はまさにそれを裏付ける名作と言えそうです。

ミュージカル映画であり、アクション映画であり、犯罪映画であり、宗教映画であり・・・。

今回はミュージカル映画の観点からレビューさせていただきます。

この作品を初めて観た時は、私はまだ何もわからず(今もわかっていないと思いますが)、ひたすら度肝を抜かれるシーンに釘付けでした。

それとともに今でも様々な場面で耳にする音楽たちに、自然と心が踊ります。

個人的には、アレサ・フランクリンの「Think」の唐突に歌い出して店中を踊り回るシーンが好きです。

しかしながら、おそらく声当てのため、映像と歌声がややずれてしまっているのが残念。

アレサ・フランクリンとの衝撃の出会いはこの映画でした。

今でもあの時の感動を覚えています。

また、主演の2人は黒帽子にサングランスに黒スーツという、一目見たら忘れられない風貌は非常にiconicです。

体型的に、爆笑問題のお2人をいつも連想してしまいます。

ジェイクがキャリー・フィッシャーに近づいて、サングラスを取るシーンで「意外にもジェイクってイケメン!」と以前はよくはしゃいだものでした。

このミュージカルブログで本作について書いたのは、音楽を丁寧に扱った作品だと感じたからです。

もちろん上述のような大物アーティストによるミュージカルシーンは素晴らしいのですが、それに限らず、シーンごとのBGMを選抜した方のセンスが抜群です。

警官に見つかるシーンの前には「葬儀屋の看板」が示唆的に画面に映り込んでいますが、それと同じくらい、音楽のセンスが素晴らしいです。

この辺り、私の語彙力が足りず、うまく表現できないのが残念です。

キャリー・フィッシャーデビー・レイノルズの娘さんで、本作では復讐に燃える女で、歌のシーンはありませんでしたが、彼女はミュージカル作品に出演したことがあるのでしょうか。

きっと母親譲りでうまいに違いないと思うのですが、時代の流れでそういったチャンスはなかったのかしら。

この辺り、また調べてみたいと思います。