『美女と野獣』とは
2017年に公開されたディズニーによるミュージカル映画。
1756年のフランスの小説を基にした、1991年の同名のディズニーアニメ映画を基に作られた。
なお、1991年版を基に舞台化され、1994年にブロードウェイで初演されており、これはディズニー初の劇場ミュージカルである。
あらすじ
残忍で自分勝手な王子は罰で醜い野獣に変えられてしまう。想像力が豊かで読書が好きな若い女性ベルと出会い、自分の城に監禁する。元の姿に戻るにはベルから愛されなければならないのだが、期限は刻々と迫っていた。一方、街ではベルとの結婚を熱望しているガストンが野獣退治に人々を扇動していた。
キャスト(吹き替え)
野獣 ダン・スティーヴンス(山崎育三郎)
ガストン ルーク・エヴァンス(吉原光夫)
モーリス ケヴィン・クライン(村井國夫)
ル・フウ ジョシュ・ギャット(藤井隆)
ルミエール ユアン・マクレガー(成河)
チップ ネイサン・マック(池田優斗)
マダム・ド・ガルドローブ オードラ・マクドナルド(濱田めぐみ)
マエストロ・カデンツァ スタンリー・トゥッチ(松澤重雄)
プリュメット ググ・バサ=ロー(島田歌穂)
アガット ハティ・モラハン(戸田恵子)
感想
映画館で吹き替え版を観ました。
そのため、原語版についての感想は、DVDを観てから追記します。
アニメ版は、子どもの頃何回もVHSが擦り切れるほど観ていたので、この映画を観た時、今まで何度も空想してきた自分の頭の中の実写版と照らし合わせて楽しんでいました笑。
いい意味で、全く私の想像通りで、予想を裏切られることは一つもありませんでした。
音楽についてですが、舞台化に当たって加えられた楽曲は一切入っていませんでしたね。
ただ一曲だけ舞台版でベルが歌う「Home」がinstrumentalで流れていました。
舞台版のファンの方はピンときたはず。
さらに、今回の映画化に際して、アラン・メンケンが4曲書き下ろしていますが、中でも野獣の独唱「Evermore」は特に印象に残りました。
野獣の切ない気持ちを吐露する、新たな名曲と言っていいでしょう。
ベルのドレスの着替えのシーンも、豪華絢爛で圧巻でした。
アニメ版では描かれなかった、ベルの母親にまつわるエピソードの挿入も良かったです。
涙なしでは観られませんでした。
また、ル・フウはディズニー映画史上初のLGBTキャラとして登場しており、非常にコミカルで笑えます。
それにしても、彼をLGBTキャラにするというアイディアは一体誰のものなのでしょうか。
全く違和感がないのが不思議です。
最後に、エマ・ワトソン無くしては、この映画は成り立たなかったでしょう。
誰もの心の中にあるベル像を一切壊さずに演じきってくれて本当にありがとう、と心から彼女に感謝したいです。
Beauty and the Beast (2017) - Official Trailer