『ニュージーズ』とは
1992年公開のディズニーによるミュージカル映画。
『アラジン』『美女と野獣』などのディズニールネサンスを築いたアラン・メンケンが楽曲を担当した。
『ハイスクールミュージカル』シリーズのケニー・オルテガの監督デビュー作でもある。
この映画は舞台化され、2012年にブロードウェイで初演された。
あらすじ
1980年代、ニューヨーク。
孤児の少年ジャック・カウボーイ・ケリーは新聞販売少年Newsies仲間とともに、ピューリッツァーの元で、新聞売りとして生計を立てていた。
ライバル社ハーストに勝つために、ピューリッツァーは新聞を値上げし、Newsiesの取り分をさらに減らした。
不当な給料に抗議するため、少年たちは結託してストライキをしようと計画するが・・・
キャスト
ジャック"カウボーイ"ケリー クリスチャン・ベール
デイヴィッド・ジェイコブズ デイヴィッド・モスコウ
レス・ジェイコブズ ルーク・エドワーズ
サラ・ジェイコブズ エル・キーツ
メダ・ラークソン アン=マーグレット
ブライアン・デントン ビル・プルマン
感想
隠れた名作と陰ながら呼ばれているミュージカル作品。
アラン・メンケン、この作品でもいい仕事をされています。音楽が素晴らしいです。
これは、舞台化によってアレンジされて、一層際立つようになりましたね。
「Seize the Day」「Carrying the Banner」「King of New York」など名曲揃いです。
特に「King of New York」はテレビやラジオでも挿入曲としてよく用いられているので、聞いたことがある方も多いのでは?
新聞売りの少年達が知恵を使って、欲にまみれた大人達に、自分たちの権利を主張する物語。
弱いものが集まって力を合わせて圧倒的強者に打ち勝つストーリーは何度見ても気持ちいいものです。
出演者がほとんど男性であるため、劇中のダンスはアクロバティックなものが多く、見ごたえがあります。
男性ばかりのミュージカルというと、『ウエストサイド物語』を連想してしまいますが、まさにそういう男臭さ満載の場面が多いです。
ドラマ色が強いので、ミュージカル映画という枠組みにこだわらず、普通に物語を楽しみながら観ることができます。
ぜひ様々な方に観ていただきたいです。
舞台版はすでにクローズしてしまっているので、いつかまたどこかで巡り会えますようにと心から祈っています。
日本版も可能だと思うのですが、いかがなものでしょう、劇団四季さん?