ミュージカルは終わらない Musicals won't be over.

舞台ミュージカルを中心とした、ミュージカル映画、演劇、オペラに関するブログ

「灰になった街」 前橋女子高音楽部 2008年7月

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群馬県立前橋女子高等学校音楽部第14回定期演奏会
オリジナルミュージカル「灰になった街」
演出:武正菊夫 脚本・作詞:新陽一 作曲:神山奈々

[ストーリー]
群馬県前橋市旧桑町を舞台に、前橋空襲のさなかに生きた人々の群像劇。
戦時下のため、本来したい研究ができない研究者たちや、お国のために、と風船爆弾開発の手となり足となった女学生たち、オーケストラをつくる夢を持ちながら、特攻隊として命を使った青年。
出会いがあり、互いを慕いながらも別れ、そんな人間模様を描き、戦争の恐ろしさを示した作品。

[概説]
初めてのレビューが、高校の音楽部のものになろうとは。
しかし、とても感動したので、書くことにしました。
イムリーなことに、前女は、ついこの間、宝塚を退団された、彩乃かなみさんの母校です。
前橋女子高校音楽部がミュージカルをやり始めて14年。
何度かビデオを拝見する機会があったが、実際観るのは今回が初めて。
以前までは、「レ・ミゼラブル」など既成の作品を上演していましたが、今回は、オリジナル作品に挑戦。
地元・前橋を舞台にした話ということもあり、地元の新聞にとりあげられた程です。
トリプルキャストで、3日間にわたり行われました。
ではでは、舞台を観た感想。
素晴らしいと思ったのは、ダンス。
パンフレットを見る限り、振付は生徒がつけているみたいですが、よくもまぁ、こんなに揃えたものだと、釘付けになってしまいました。
ただ、ダンスが多い分、歌詞を聴き取るのが難儀でしたね。
また、3年生全員に見せ場をつくるために、4時間という超大作となっていて、さすがの私も後半首が痛くなってしまいました。
しかし、もう、私は、高校生の真摯に作品・題材に取り組む様子を見られただけで、本当に幸せな気持ちになりました。

この公演に関する記事は、こちら↓
http://homepage2.nifty.com/g-kyoken/snap/snap.maejo.pdf

また、一部が、以下の日程でテレビで放送されるようです。
8/1 21:30 BS朝日 峰竜太のナッ得!ニッポン「全国高等学校総合文化祭群馬県大会」
8/7 19:00 NHKBS3 ふるさと発 ハイビジョン

[場所]
群馬県民会館 大ホール

[入場料]
無料(自由席)→1階の左後方に座りました。

[オーケストラ構成]
ピアノ(4)、ヴァイオリン(5)、チェロ(1)、フルート(2)、クラリネット(5)、サックス(2)、ファゴット(1)、トランペット(3)、トロンボーン(2)、ホルン(1)、パーカッション(2)