ミュージカルは終わらない Musicals won't be over.

ミューオタるんによる純粋なミュージカルブログ

『ガンバの大冒険』2017. 8. 6.so

『ガンバの大冒険』とは

劇団四季によるオリジナル・ファミリーミュージカル。

1976年に『冒険者たち ガンバとその仲間』として初演され、以来再演を繰り返されている。

2012年から現在のタイトルに改題された。

キャスト

 ガンバ  分部惇平

マンプク  大橋美絵

ガクシャ  塩地仁

ヨイショ  二橋純

イカサマ  長橋礼佳

バレット  片伯部春香

シジン  戸高圭介

ボンヤリ  佐橋秀明

オイボレ  菊池正

忠太  平田了祐

潮路  熊本梨沙

七郎  河田拓也

ツブリ/忠太の父  青山裕次

ノロイ  南圭一朗

感想

原作は岩波少年文庫で子どもの頃読んだことがありましたが、既に記憶の彼方に。

町のネズミであるガンバが友達のマンプクと一緒に、イタチのノロイ一族に奇襲された島のネズミたちを救うために、仲間とともに冒険に旅立ちます。

ロディアスなナンバーはあまり目立たないものの、ドラマ性で観客を引きつけるミュージカルでした。

暗闇で目が光ったりといった演出は、ちょっと小さい子には怖かったかな…

友情、野望、未知の遭遇、別れ、郷愁、淡い恋心、家族の愛など、内容が盛りだくさんの作品でした。

とにかく、正義感に燃え、希望を見失わないガンバを応援せずにはいられませんでした。

『ビューティフル』2017. 7.27 so

f:id:urara1989:20170806185442j:image

『ビューティフル』とは

2016年にブロードウェイで初演されたばかりの作品で、もちろん今回が日本初演

キャロル・キングがなぜ作曲家から歌手になったのか、波乱万丈なキャリアやプライベートを描いている。

日本人キャスト公演では、キャロルを水樹奈々平原綾香ダブルキャストが演じた。

キャスト

キャロル・キング  平原綾香

リー・マン  中川晃教

ジェリー・ゴフィン  伊礼彼方

シンシア・ワイル  ソニン

ドニー・カーシュナー  武田真治

ジーニー・クライン 剣幸

f:id:urara1989:20170814224311j:image

感想

平原綾香キャロルの初日を拝見しました。

今回は前から4列目で大迫力のステージを楽しんできました。

キャロル・キングは中学時代にたまたまラジオから流れてきた「You've got a friend 」からファンで、ベストアルバムを持っています。

私含めてたくさんファンがいる分、日本語訳される方は大変だろうなと思いますが、思っていたよりスムーズに耳に入ってきました。

恥ずかしながら、全く彼女の人生を知らなかったので、随所でびっくりしていました。

一見、キャリアも成功して、お子さんもいて幸せそうですが、パートナーとの不和に悩み続け、それを起爆剤として歌手として歌い続けた人なのですね。

若き日のライバルとの競争、嫉妬、友情も描かれており、you've got a friend では号泣でした。

伊礼さんとあーやのシリアスな場面に冷や汗だらだらでしたが、中川さんとソニンちゃんのコンビの仲の良さにまた癒されながら、 舞台は進んでいきます。

You make me feel like a natural womanは、別れたパートナーとの甘い愛の日々を書いた歌。

それをキャロルは複雑な気持ちで歌い上げる訳ですが、仕事とはいえ、つらい…

涙が止まりませんでした…

彼の離れていく気持ちを何とか繋ぎとめようとしたキャロル、頑張って関係を修復しようとしたキャロル…

キャリアに恋に頑張っている女性は、キャロルに共感すること必至なのではないでしょうか。

私も大きなパワーをもらいました。

『嵐の中の子どもたち』2017. 7.23. so

『嵐の中の子どもたち』とは

劇団四季オリジナルのファミリーミュージカル。

原作は、『ヒルズ・エンド』と『子どもだけの町』の2つの小説。

DVD化済み。

キャスト

ボブ  田邊祐真

ケン  政所和行

教授  山本道

フローラ  三代川柚姫

ビッキー  志賀ひかる

校長先生  菅本烈子

感想

この作品を観るのは初めてでした。

2つの小説を組み合わせてつくられている作品だけに、要素が盛りだくさんという印象を受けました。

一幕は、見栄のために嘘をつく後ろめたさ。

二幕は、仲間と協力する心。

ファミリーミュージカルらしい道徳的な内容でした。

大人たちがいない特殊な状況で、子どもたちは予想外の事態に戸惑いながらも冷静に対応します。

群舞が多く、鮮やかな衣装と大きいパーツの多い舞台美術で見ごたえがありました。

そして、ファミリーミュージカルではおなじみのSing-alongの「すてきな仲間」を、仲裁したビッキーが歌う場面では涙が止まりませんでした。

君と僕  手と手をとれば

すてきな仲間の  やさしいぬくもり

聞こえてくる  君のこころの声が

ほらね、僕らは仲間  どんなときでも

かよいあう心  信じあおう

愛で結ばれた仲間  大切にしようよ

『レント』2017. 7. 3. so

f:id:urara1989:20170805233502j:image

直前まで行くかどうか迷っていましたが、自分へのご褒美に行ってきました、『レント』!

実に前回の日本人キャスト公演から8年ぶり。

新たなキャストに期待して観に行ってきましたので、レポートします。

『レント』とは

1996年にオフブロードウェイで初演されたミュージカル。

ジョナサン・ラーソンはこの作詞、作曲、脚本のすべてをほぼ独力でやり遂げたが、プレビュー公演初日未明に動脈瘤破裂で突然死したことで、伝説的存在となった。

今では、世界各国で上演が繰り返されている。

f:id:urara1989:20170805235839j:image

キャスト

マーク  村井良大

ロジャー  堂珍嘉邦

ミミ  青野紗穂

コリンズ  光永泰一朗

エンジェル  丘山晴己

モーリーン  紗羅マリー

 ジョアン  宮本美季

感想

『レント』は大好きで、森山未來さんがマークを演じた日本公演、その後、オリジナルキャストのアンソニー・ラップやアダム・パスカルが出演した来日公演も観たほど。

RENTHEADsの端くれです。

前回の森山未來さんのマークが凄すぎて…あれを見せられちゃうともうマーク誰もできないよなというくらいのパフォーマンスだったのです。

記憶だと、ラヴィボエームの最中、舞台から客席の手すりまでジャンプして、手すりをぽんぽんと一階席真ん中くらいまで行ってまた戻っていったんです。

なので、比較を避けるため、あえて、日本人キャストはそれ以来観ていませんでした。

でも、村井さんは本当にいいマークでした。

2度もマークを任されるだけあり、不思議な安定感がありました。

堂珍さんですが、J-POP アーティストとして歌っていらっしゃる方ではあるけれど、残念ながらミュージカルとしての歌唱のトレーニングが不十分の印象を受けました。

部分的に流れてしまっているところが見受けられました…残念!

ニューフェイスで印象的だったのは、青野さんと、あと何と言っても宮本さんです!

青野さんは単なるcutieではなく、芯のあるvoiceをお持ちで、ミミははまり役と言えるでしょう。

そして、宮本さんの歌唱力は圧巻です!

もう、1人だけ別次元でした。

最後に全体的な演出もgoodでした。

少し元気がなかった時だったので、元気をいただきました♡

ありがとうございました。

最後に、私が好きな一節で締めたいと思います。

The opposite of war isn't peace, it's creation.

 

『パレード』2017.5.18. so

f:id:urara1989:20170805103733j:image

『パレード』とは

1998年にブロードウェイで初演されたミュージカル。

1913年アメリカ南部で実際にあった13歳の白人少女の強姦殺人事件に関する冤罪事件に基づいて描かれています。

『Last Five Years』や『Songs For a New World』など、今一番ブロードウェイで注目されている作曲家のひとり、ジェイソン・ロバート・ブラウンの名を一躍有名にした作品でもあります。

 キャスト

レオ・フランク  石丸幹二

ルシール・フランク  堀内敬子

ジム・コンリー  坂元健児

ニュート・リー  安崎求

トム・ワトソン  新納慎也

ブリット・グレイグ  武田真治

ヒュー・ドーシー  石川禅

ローン判事  藤木孝

ルーサー・ロッサ  宮川浩

フェイガン夫人  未来優希

フランキー  小野田龍之介

ミニー  飯野めぐみ

メアリー・フェイガン  莉奈

感想

この、石丸幹二さんが温めてきた作品、日本初演の初日を観劇させていただいたので、レポートします。

ジェイソン・ロバート・ブラウンに興味を持ったのは『ソングズ・フォー・ア・ニュー・ワールド』で、その際に一緒に『パレード』のサントラも聴きましたが、詳しく調べずそのままになっていました。

今回は日本初演ということで日本語でよりわかりやすいかなと期待して劇場へ。

やはり素晴らしかったです。

確かに重いテーマですが、それにまつわる夫婦愛、行き場のない怒りを抱えた群衆の暴徒化、子どもを思う親心、郷土愛などを丁寧に描いています。

舞台を通して断続的にみられるスネアドラムが、死刑台に続く道へのドラムロールなのか、はたまた起死回生の希望の響きとなるのか、観客の心を掴みます。

そして、みなさん、劇団四季出身俳優の底力を見せつけん!というような気迫ある歌唱、演技、圧巻でした。

石丸幹二さんと堀内敬子さんのご夫婦、とてもお似合い。

この2人の美女と野獣とかオペラ座の怪人とか観てみたかったなぁ。

最後に、この作品のテーマは時代や場所は違えど、現代日本でも起こっていること。

真実を求めたいという怒りに満ちた心が、どのように人を間違った方向に向けてしまうのか、考えさせられる作品でもありました。

幸あれ ジョージアの大地 我らの故郷

讃えよ あの丘のため 戦った者を

誇りと勇気を

 

『エルコスの祈り』2017.3.26.so

『エルコスの祈り』

1984年初演の劇団四季のオリジナルミュージカル。

2002年までは『エルリックコスモスの239時間』というタイトルでした。

舞台は、50年後の未来。

落ちこぼれたちを再教育するユートピア学園に、ある一体のロボットがやって来た。

キャスト

エルコス     古田しおり

トーン博士   深水彰彦

ジョン      権頭雄太郎

ダニエラ     矢野侑子

パルタ      諏訪友靖

ダーリー     奥田直樹

理事長      田島康成

セールスマン   川島創

感想

日曜日、堂々と一人で、ファミリーミュージカルに行ってまいりました笑!

人の目なんて気にしません笑!

思い返せば、私のミュージカルとの出会いも劇団四季のファミリーミュージカルだったなぁなんて道すがら思い起こしていました。

たまたまつけたNHKで『ふたりのロッテ』をやっていたんです。

子どもの頃にこういった作品に触れると結構影響されますよね。

あの時に出会えて本当に良かったなと今でも思っています。

いつか子どもができたら、連れて行ってあげたいな。

さて、エルコスですが、脚本から完全に四季のオリジナルミュージカル!

元気で明るいエルコスに癒されっぱなしでした。

一点驚いたのは、正確にはロボットではありますが、人間が劇中で死ぬんですよね。

ファミリーミュージカルで殺人というのは意外だなと思ったのです。

魔法の薬を飲んで生き返る!なんてこともなく消えてしまう。

これは、命の尊さ、儚さを、あくまでフィクションの世界でロボットを通じて、子どもたちに伝えているのでしょうね。

『人間になりたがった猫』をはじめ、四季のファミリーミュージカルは、人間の残酷さをチャーミングによく描いていると思います。

周りにいた子どもたちも引き込まれていました。

思い出そう 素敵なこと

心込めて 語りかけよう

いつの間にか 忘れていた

愛の言葉 その温もりを

苦しみを分かち合う

素晴らしい仲間

微笑みが今蘇る

ありがとう

いつの日にも どんな時も

この手繋ぎ 生きていこうよ 

 

『ノートルダムの鐘』2017.2.11.so

f:id:urara1989:20170211170527j:plain

ノートルダムの鐘』とは

ヴィクトル・ユゴー原作の『ノートルダム・ド・パリ』から作られた作品。

1996年ディズニーアニメ映画になり、日本語吹き替えは劇団四季が担当しました。(カジモドは石丸幹二エスメラルダは保坂知寿

今回のミュージカル化は2014年にカリフォルニアで初演されたものです。

1996年のアニメ映画で使われたアラン・メンケンの楽曲が使われていますが、舞台化に合わせて新たに書き下ろされた楽曲も織り込まれています。

アニメ映画との大きな違いは、ラストシーンをユゴー原作の小説に近づけたという点です。

キャスト

カジモド   田中彰

フロロー   野村万寿夫

エスメラルダ 宮田愛

フィーバス  清水大

クロパン   吉賀陶馬ワイス

感想

ミュージカル初観劇の友達を誘って行ってきました。

バルコニー席1列目左側からの観劇。

バルコニー席で残念だったのは、ステンドグラスの上の部分、クワイヤの皆さんの大部分が見えなかったこと。

やはり、大聖堂の天井の高さや空間を感じながら観劇していただきたいので、おすすめは1階席です。

とはいえ、大感激の観劇となりました。

クワイヤが16人、アンサンブルが12人、合わせて28人の荘厳なゴスペルは聴きごたえがあり、もう鳥肌とカタルシスの嵐です。

アニメ映画との比較ですが、冒頭にも書いた通り、より原作に近く描かれています。

フロローがかの性格に至った経緯を細かく解説してあり、ただの暴君ではなく人間的な部分も描写されています。

カジモドも素晴らしかった!

砂袋を左肩に掛けることで、くる病独特の亀背を表していました。

ミュージカル初観劇の友達も感動してくれて、来てよかったと言ってくれ、大満足です。

ここから抜け出し踏み出そう

陽射しの中へ