『ゴッド・ヘルプ・ザ・ガール』とは
2014年のイギリスのミュージカル映画。
スコットランド出身のロックバンド「ベル・アンド・セバスチャン」の スチュアート・マードックが、2009年にリリースした同名のソロアルバムを原作として、自らが脚本と監督を務めた。
あらすじ
精神病院に入院中のイヴは、一人ピアノに向かい曲を書いていた。
ある日、病院を抜け出し向かったライブハウスで、アコースティック・ギターを抱えたジェームズと出会い、さらに友人のキャシーを紹介される。2人の少女と1人の少年は音楽を作り始める。
魅力的なのにどこか孤独を感じさせるイヴ。
密かにイヴに恋する理屈屋のジェームズ。
天真爛漫な年下のキャシー。
その夏、3人の友情と恋が音楽に乗って始まった。
キャスト
イヴ エミリー・ブラウニング
ジェームズ オリー・アレクサンデル
キャシー ハンナ・マリー
感想
私は好きでした。
精神科に入院している主人公が行き場のない感情を音楽に乗せているため、聴いているこちらが赤面してしまうようなナンバーたち。
だれでもこんな自意識過剰な時期を越えてきたよね、と少しほろ苦い気持ちにもなったり。
エミリー・ブラウニングの声は好みだったので、最後まで聴けましたが、ハンナさんの方は…可愛くてもあなたはミュージカル向きじゃないので自粛してください。
個人的には、イヴに首ったけのジェームズの童貞っぷりが、もう可愛くて可愛くてツボでした。
ストーリーは正直中身の薄いボーイミーツガールですが、ファッションやデザインを目で楽しむためだけに観るのもありかと思います。
『ゴッド・ヘルプ・ザ・ガール』=「神さま、その女の子を助けて」。
タイトルは、彼ら3人のバンドの名前ですが、精神科病棟を抜け出したいイヴの心の叫びのようでもあります。
サントラはイージーリスニングとして安心して聴くことができそうです。
今度買おうかなと検討中です。