『ふしぎの国のアリス』とは
1951年のディズニーによるミュージカルアニメ映画。
原作はルイス・キャロルによる同名小説。
あらすじ
ある日の昼下がり、静かな川辺の野原で、アリスは姉と一緒に本を読んでいたが、退屈していた。その時、アリスはチョッキを着ている白うさぎが大きな懐中時計を持って走り去るのを目撃し、急いで追いかけるのだった。
キャスト(吹替)
白うさぎ ビル・トンプソン(牛井茂)
ハートの女王 ヴェルナ・フェルトン(小沢寿美恵)
マッドハッター(いかれ帽子屋) エド・ウィン(西本裕之)
三月うさぎ ジェリー・コロンナ(逢坂秀実)
チェシャ猫 スターリング・ホロウェイ(関時男)
イモムシ リチャード・ヘイデン(玉城伸吾)
感想
VHS世代です。
幼少期の心象風景の一部ですね。
ミュージカル映画の印象はないかもしれませんが、劇中には17曲の楽曲が使用されており、ミュージカル映画に分類されます。
冒頭のタイトル曲は、サウンドトラックの域を超えて、様々なアーテイストにカバーされ、特にBill Evansのものは有名ですね。
やはり、アリスの金髪に青のドレス、白のエプロンというスタイルが、私の中のアリスのイメージとして定着してしまっています。
他の同年代のディズニー作品に多かったプリンセスシリーズと比べると、アリスは普通の女の子であり、独特なカオスの世界観があり、当時でも異色だったようです。
私は日本語版しか見たことがないのですが、もしかしたら英語版では原作小説に見られるような言葉遊びもあるのかもしれません。
シンプルですが、耳に残る楽曲「Alice in Wonderland」「In A World of My Own」「All In the Golden Afternoon」なども魅力です。
幼少期に見ていてやはりセイウチと大工のシーンは印象に残っていて、なんでカレンダーでAprilのrが赤く点滅するんだろうとふしぎに思っていましたが、牡蠣の食べごろの時期であるrのつく月であることを強調しているんですね。
たまにこのカオスの世界に迷い込みたくて、見てしまうふしぎな物語です。