ミュージカルは終わらない Musicals won't be over.

舞台ミュージカルを中心とした、ミュージカル映画、演劇、オペラに関するブログ

『戯伝写楽2018』2018.1.25.18:30 @東京芸術劇場プレイハウス

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『戯伝写楽2018』とは

2010年に上演された、脚本・中島かずき、音楽・立川智也の『戯伝写楽』を、作詞・森雪之丞、演出・河原雅彦によりリニューアルされたミュージカル。

あらすじ

たった10ヶ月の間に、145点余の作品を残し、忽然と姿を消した浮世絵師、東洲斎写楽

写楽は女だったという発想で写楽に迫りながら、喜多川歌麿葛飾北斎十返舎一九大田南畝(別号・蜀山人)など、寛政の時代に己の才能のまま、熱く自由に生きる芸術家たちの姿を描く。

キャスト

藤十郎兵衛  橋本さとし

おせい  中川翔子

喜多川歌麿  小西遼生

与七  東山義久

浮雲  壮一帆

鶴屋喜左衛門  池下重大

鉄蔵  山崎樹範

大田南畝  吉野圭吾

蔦屋重三郎  村井國夫

感想

リニューアル前の作品は観ておらず初観劇でした。

東京芸術劇場のPlayhouseにて。

平日夕方でしたので、ガラガラの2階席より観劇いたしました。

心に残る音楽は少なかったですが、随所のギャグで笑いが度々起こり、飽きずに楽しめました。

やはり村井國夫さん、素晴らしいお声。

橋本さとしさんのエンジニア感、といいますか、自分の名声を気にして悪いことするけど実は情にあつい感じが、まさに適役でした。

舞台全体を引っ張っていらっしゃいましたね。

そして、予想外の名演だったしょこたん

舞台のしょこたんは初めてでしたが、いつものコケティッシュさを捨て、絵を描くことに取り憑かれたおせんを熱演されていました。

よかったです。

東山さんもお久しぶりにお会いできてよかったなぁ。

うーん、題材がいいので、少し期待してしまった分、ちょっと残念でした。

アクションシーンや演技は素晴らしいのですが、やっぱりミュージカル好きとしてはもう数曲メロディアスな音楽を加え、間延びしてしまったシーンをカットしていただければと思いました。

日本産ミュージカルは、劇団四季のオリジナル作品、ミュージカル座、秋田のわらび座などをこれまで観て来ましたが、これからも機会を見つけて観にいきたいです。

『ビートルズがやって来る ヤァ!ヤァ!ヤァ!(1964)』A Hard Day’s Night

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ビートルズがやって来る  ヤァ!ヤァ!ヤァ!』とは

ビートルズ初主演映画。 

ビートルズが自身役として風刺的に演じており、ドキュメンタリータッチの作品となっている。

イギリス本国だけでなくアメリカでもヒットした。

あらすじ

ビートルズは追いかけて来る熱狂的なファンの群を振り切り、列車に飛び乗る。

ポールの祖父、ジョン・マッカートニーは、列車の中でも滞在先のホテルでも騒動を起こし、りんごに届いたカジノの招待状を取り上げて遊びに行ってしまう。

そんなポールの祖父にビートルズたちは振り回されながら、記者会見やテレビのリハをこなしていく。

無事に彼らはテレビ番組の本番に間に合うのか。

キャスト

ジョン  ジョン・レノン

ポール  ポール・マッカートニー

ジョージ  ジョージ・ハリスン

リンゴ  リンゴ・スター

ポールの祖父  ウィルフレッド・ブランビル

感想

ビートルズの初期の楽曲が詰まっているモノクロ映画です。

筋書きがよくわからないなと思ってボーッと見ていましたが、ちょっとした受け答えやギャグにクスッとさせられます。

若き頃のビートルズが黄色い声に追われる様子が何だか初々しくて可愛らしいです。

まだ若くて、ジャニーズ感のある紛れも無いアイドルだったんだなぁと思わせられました。

正直ストーリーは大したことないのに、改めてビートルズの名曲と当時の雰囲気に酔いしれながら、何度も見たくなる不思議な映画です。

それにしても、このタイトル、どうしてこうなったのでしょう。


A Hard Days Night Trailer