ミュージカルは終わらない Musicals won't be over.

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『チキ・チキ・バン・バン(1968)』Chitty Chitty Bang Bang

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チキ・チキ・バン・バン(1968)』とは

1968年公開のアメリカとイギリスの合作のミュージカル映画

イアン・フレミングによる1964年の同名小説を基にしている。

楽曲は『メリー・ポピンズ』を手がけたシャーマン兄弟による。

タイトルナンバーはアカデミー賞歌曲賞にノミネートされた。

監督はケン・ヒュー。

あらすじ

発明家のカラクタカス・ポッツは、男手一つで2人の子どもたちを育てる発明家。

ある日、子どもたちが中古のレース用車を欲しいとせがまれるが、30シリングと高額だったため、なんとか資金を捻出しようと頭をひねる。

家で作っていた笛のように音のなる飴のアイディアを売り込もうとスクランプシャス製菓会社に売り込むが、うまくいかない。

しかし、祭りで即興の踊りを披露したところ、大盛況だったため、子どもたちのために中古車を買い、改良する。

喜ぶ子どもたちと一緒にその改良車に乗ると音が鳴るため、その音に因んで「チキチキバンバン」と命名する。

ひょんなことで出会ったスクランプシャス製菓会社の社長令嬢トゥルーリーとともに、家族はチキチキバンバンに乗って海辺へドライブに出かけるが、途中から空想の世界で、空を飛んで旅をし、子どものいないバルガリア国にまで冒険に出かける。

キャスト

ラクタカス・ポッツ ディック・ヴァン・ダイク

トゥルーリー・スクランプシャス サリー・アン・ハウズ

ジェレミー エイドリアン・ホール

ジェマイマ ヘザー・リプリー

バンジー・ポッツ ライオネル・ジェフリーズ

ボンバースト男爵 ゲルト・フレーベ

男爵夫人 アンナ・クエイル

チャイルドキャッチャー ロバート・ヘルプマン

スクランプシャス卿 ジェームズ・ロバートソン・ジャスティ

おもちゃ職人 ベニー・ヒル

感想

メリー・ポピンズ』のシャーマン兄弟が音楽を手がけ、引き続きディック・ヴァン・ダイクを主役に据えたファミリー向けミュージカル映画です。

約半世紀前の作品ですが、現代でも様々なシーンで使われるタイトルナンバーには、何度聴いても口ずさみたくなる魅力があります。

▼trailerです。


Chitty Chitty Bang Bang Official Trailer #1 - James Robertson Justice Movie (1968) HD

本作でもディック・ヴァン・ダイクの、長身から繰り出されるやや人間離れしたダンス、コメディアンっぷりが存分に発揮されています。

彼の父親姿を見ていて、やはり彼は本当に子どもと相性がいい役者だと感じました。

相手役のサリー・アン・ハウズは舞台女優で、ウエストエンドとブロードウェイの両方で活躍していた方です。

実際、ジュリー・アンドリュースがブロードウェイで『マイ・フェア・レディ』を演じていた時、ジュリーの代役としてイライザ・ドゥーリトルを演じ、また『ブリガドゥーン』の再演でトニー賞にノミネートされたほどですから、本作への抜擢には納得です。

ジュリー・アンドリュースを彷彿とさせるような優美な歌唱、容姿でした。

ディック・ヴァン・ダイクの長身が映える、見事な群舞シーン


Chitty Chitty Bang Bang (1968) - Me Ol' Bam-Boo Scene (4/12) | Movieclips

シャーマン兄弟による音楽はアカデミー賞にノミネートされたタイトルナンバーに限らず、センチメンタルな気分になる「Hushabye Mountain」などキャッチーなナンバーが他にもあり、楽しめました。

また、海岸のシーンはフランス、バルガリア国の城の外観はドイツのノイシュヴァンシュタイン城が使われており、このようなヨーロッパならではの壮大なロケーションを楽しめるのも映画ならでは。

チキチキバンバンと呼ばれる車ですが、劇中では「ジーニー」とも呼ばれています。

車体をよく見ると、「GEN11」と書かれており、この1をIとして読むと「GENII(魔女や魔人の意味)」となり、この車が魔法のような夢の車であることが示唆されています。

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 plotの弱さは否定できませんが、ヨーロッパの壮大なロケーションと随所にある可愛らしさに癒されるミュージカル映画でした。