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ミュージカルは終わらない Musicals won't be over.

ミューオタるんによる純粋なミュージカルブログ

『モダン・ミリー(1967)』Thoroughly Modern Millie

『モダン・ミリー』とは

1967年のミュージカル映画
ジュリー・アンドリュース主演のミュージカル映画のひとつ。
主題歌は、アカデミー歌曲賞を受賞しています。
アカデミー歌曲賞を受賞したタイトル曲をはじめとしたオリジナル楽曲に加え、
20年代当時の流行歌で彩られています。
(例えば、「Baby Face」とか「Jazz Baby」とか…)
この映画をもとに、2002年初演の同名のブロードウェイ・ミュージカルが制作され、トニー賞作品賞をはじめとする6部門を受賞しました。
この映画には、黄禍論を思い起こされるような、黄色人種差別や暴力シーンが少し描かれていて、
これを批判されるのを心配してか、
2002年の舞台版では、ラストシーンが書きかえられています。
(映画ではドロシーはグレイドンと結ばれるが、舞台版ではホテル従業員の東洋人と結ばれる設定)

舞台版の『Thoroughly Modern Millie』については、下の記事に書きました。
http://blogs.yahoo.co.jp/hyper_urara/17816448.html

あらすじ
時は、20年代、若い独身女性の誘拐が横行していた。
ミリーは、田舎町からニューヨークへ上京してきた、流行を追う今時娘。
敏腕タイプライターの才能を武器に良い職場を探し、上司と玉の輿に乗ろうと計画していた。
しかし、上司・グレイドンはミリーを女として全く見てくれない。
そんな時、ミリーの滞在している、ミアーズの経営しているホテルに、舞台女優志望のミス・ドロシーがやって来て、ミリーと親しくなる。
ドロシーと一緒にホテルのダンス・パーティに出ていると、ジミーという、しがない会社員に出会う。
ジミーは上司の車に乗せてくれたり、豪邸をもつ未亡人・マージーの屋敷に連れて行ってくれたりする。
優しく面白いジミーにミリーは惹かれるが、玉の輿計画を思い出し、自分を抑える。
一方、ミス・ドロシーは偶然グレイドンと出会い、2人は恋に落ちる。
そんな折、ミス・ドロシーが何の伝言も残さずに突然立ち去り、すぐに誘拐されたことに気づく。
真相を探るために、ジミーが女装して、おとりとなるのだが。。。

キャスト・スタッフ

監督…ジョージ・ロイ・ヒル

ミリー・ディルモントン…ジュリー・アンドリュース
ジミー・スミス…ジェームズ・フォックス
ミス・ドロシー・ブラウン…メアリー・テイラー・ムーア
トレヴァー・グレイドン…ジョン・ゲイヴィン
マージー…キャロル・シャニング
ミセス・ミアーズ…ベアトリス・リリー
バン・フー…ジャック・スー
チン・ホー…パット・モリタ

感想

『サウンド・ミュージック』のあとの、ジュリー・アンドリュースを観ることができます。
オリジナル曲の「Thoroughly Modern Millie」や「Jimmy」が素敵です。
また、ジュリー・アンドリュースの歌う「Baby Face」とか、最高です!
上のオープニングの場面の、田舎娘から変身していく演出も楽しいですよね。

お話は、結局「やっぱ、お金より愛でしょ!」ということで、
ありがちな感じもしますが、結構楽しめました。

でも、日本人としては、誘拐組織がアジア人で(主導してるのは白人だけれど)、なんだかアジア人に対する偏見みたいのを、どうしても感じてしまいましたね。
それを抜きにしたら、とても音楽も俳優も素敵だし、楽しめるんですが…。

個性的なキャラとしては、ミリーたちが泊まっているホテルの管理人のミセス・ミアーズ。
『アニー』のミス・ハニガンを彷彿とさせる悪役っぷりで、
濃いメイクで、お箸みたいな長いかんざしをつけていたり、
時々中国語だかなんだかわからない言葉を口走ったりするのが、笑えました。

また、マージー役のキャロル・シャニングも魅力的でした。
声はあまり好きではないけれど、「Jazz Baby」のダンスや、アクロバティックな動きは、見ものです。

サウンド・オブ・ミュージック』と比べたら、断然『サウンド・~』ですが、
この作品では、それとはまた違ったジュリー・アンドリュースの一面を観られるのが、
ジュリー好きの私にとっては、嬉しかったです(^^)