ミュージカルは終わらない Musicals won't be over.

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『Once Upon a Mattress』2024.9.14.13:00 @Hudson Theatre

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『Once Upon a Mattress』とは

1959年にオフ・ブロードウェイ、ブロードウェイで初演されたミュージカル。

原作はハンス・クリスチャン・アンデルセンによる童話「エンドウ豆の上に寝たお姫さま」。

作曲はMary Rodgers。作詞はMarshall Barer。脚本はJay Thompson、Marshall Barer、Dean Fuller。

今回は観劇した2024年に上演された再演版はAmy Sherman-Palladinoによって脚色された。

演出はLear deBessonet。

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あらすじ

とある王国では王子が結婚するまでは結婚してはいけないという決められていた。

王子Dauntlessの花嫁候補は、王子の母親である女王が出す課題を達成する必要があるが、誰ひとりとしてクリアできない。

王国に仕えるLady LarkinはSir Harryと恋仲だが、密かに妊娠していることを知り、結婚式を取り急ぎ挙げるために、王子の結婚相手が早く見つかるよう願う。

Sir Harryは王子の花嫁候補を探す旅に出ることを決意する。

ある日、旅に出たSir Harryが戻ってくる。

彼が連れてきたのは沼地からやってきたPrincess Winnifred。

粗野な風貌で率直に感情を表す彼女に王子は惹かれるが、女王は毛嫌いし、魔法使いと共謀して絶対に達成できない課題を出すのだった。

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キャスト

Princess Winnifred    Sutton Foster

Prince Dauntless    Michael Urie

Queen Aggravain    Ana Gastayer

Jester    Daniel Breaker

Lady Larken    Nikki Renée Daniels

Wizard    Brooks Ashmanskas

King Sextimus the Silent    David Patrick Kelly

Sir Harry    Will Chase

Prologue Puppeteer/Princess #12    Amanda Lamotte

Princess#10    Taylor Marie Daniel

Princess #11    Oyoyo Joi

Lady Rowena    Wendi Bergamini

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感想

作曲家Mary Rodgersといえばお父様がRichard Rodgers、お子さんがAdam Guettelと、ミュージカル作曲のサラブレッド家系の方で、若き日のJason Robert Brownの才能を見出したことでも有名です。彼女の代表作がこの『Once Upon a Mattress』。アンデルセン童話を原作とし、ファミリーで楽しめるミュージカルとして親しまれています。音楽は以前から聴いていましたが、舞台版をフルで観るのは初めてでした。

2024年1月にNew York City CenterのEncores! seriesの一環で上演されたプロダクションがほぼそのままブロードウェイにトランスファーした形となりました。これまでの私の記事の読者の方はご存知だと思いますが、これまで散々サットン・フォスターに関して苦言を呈してきた私ではあるものの、今回はサットンに適役で素晴らしいパフォーマンスを目の当たりにすることができました。

▼footage


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Encores! seriesは舞台上のオーケストラをバックに舞台の前方でパフォーマンスするスタイルですが、今回は舞台上の1段高いところにオーケストラが鎮座し、その前方でパフォーマンスが繰り広げられる形でした。カラフルな衣装はやや安っぽく見え、好みが分かれるかもしれません。

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肩の凝らないミュージカル・コメディでとっても面白かったのは、役者の演技によるもの。過保護な女王、彼女と結託する見せかけの魔法使い、女王の尻に敷かれる唖者の王様。いずれも見事なコメディ・パフォーマンスでした。そして何より、サットン演じる沼地の姫君。一見して全くプリンセスらしさを持ち合わせていない、強烈なキャラクターや歌唱スタイルが、サットンにとてもよく合っていました。サットンは、古典ミュージカル映画でいうところのベティ・ハットンのような、強すぎる個性の役が似合う役者なのだと認識しました。だから彼女は『Annie Get Your Gun』のAnnie役も似合うと思うんですよね。再演待ってます。

サットンの強さはジムナスティックにもあります。彼女のSNSをみるとワークアウトに力を入れていることがわかりますが、この作中でもその柔軟な体躯を駆使したシーンが随所にあり、会場を沸かせていました。

サットンの相手役がMichael Urie。最初は母親に従順で階段も上り下りするのが大変だったのに、Winnifredに出会って徐々に成長していく様子がとても微笑ましかったです。

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