『リッスン、ダーリン(1938)』とは
1938年のMGMによるミュージカル映画。
原作はキャサリン・ブラッシュの小説。
音楽はウィリアム・アクス。
監督はエドウィン・L・マリン。
あらすじ
ピンキーは母親ドッティーと弟ビリーとともに暮らしていた。
夫を亡くしたドッティーは子どもたちを育てるため、銀行家と結婚しようとしていた。
好きでもない相手と結婚せざるをえない母を見たピンキーは、母親のために相応しい結婚相手を見つけようと、友達のバズと一緒にある計画を立てる。
キャスト
ピンキー ジュディ・ガーランド
ビリー スコッティ・ベケット
バズ フレディ・バーソロミュー
アバークロンビー バーネット・パーカー
アーサー ジーン・ロックハート
リチャード ウォルター・ピジョン
感想
小作品でナンバーも少ないですが、若き日のジュディを見ることのできる作品の一つです。
ジュディはミッキー・ルーニーなしでも主演として耐えうるか、試金石としてもMGMはこの作品を制作していたようです。
▼trailerです。
子どもたちが大人の恋路を掻き回すという、少し違いますが「ふたりのロッテ」のような筋書きで前半は意外と面白かったです。
スカンクのくだりも笑ってしまいました。
一番有名なナンバーは「Zing Went The Strings Of My Heart」。
何の説明もなしにこのシーンから始まるので、状況はよくわかりませんが、おそらく学校で開催された音楽会か何かでピンキーが父母の前で歌うもの。
ジュディ自身のアルバムにも何度も登場するほどの持ち歌となりました。
▼「Zing Went The Strings Of My Heart」