『夢で逢いましょう(1951)』とは
1951年のワーナー・ブラザーズによる、作詞家ガス・カーンについての伝記的ミュージカル映画。
作中にはガス・カーンが手掛けた楽曲が用いられている。
監督はマイケル・カーティス。
あらすじ
ガス・カーンは、シカゴの音楽出版会社に勤めるグレイスに自身の詞を売り込みに行ったことから、彼女とビジネスパートナーになる。
やがて2人は結婚し、2人の子どもに恵まれる。
その後、ジーグフェルドに誘われてガスは単身ニューヨークに渡り、ブロードウェイで認められる。
しかし、1929年の大恐慌で損害を出したガスは、家を売り出し窮地に立たされる。
妻のグレイスはそんな夫を見かねて、旧友でハリウッドで働いているフレッドに連絡を取るのだった。
キャスト
グレース・ルボイ・カーン ドリス・デイ
ガス・カーン ダニー・トーマス
ウォルター・ドナルドソン フランク・ラヴジョイ
グロリア・ナイト パトリス・ワイモア(歌唱部分はボニー・ルー・ウィリアムズ)
フレッド・トンプソン ジェイムズ・グリーソン
アンナ メアリー・ウィックス
感想
ガス・カーンという作詞家をこの作品を見るまで知らなかったのですが、いざ曲を聴いてみると何曲か知っている曲がありました。
おそらく日本人に一番馴染みがあるのは「It Had To Be You」かなと思います。
こちらの曲は、メグ・ライアン主演の映画『恋人たちの予感』で印象的に使われていました。
▼trailer
I'll See You in My Dreams (1951) Official Trailer - Doris Day Movie HD
主人公の妻を演じたドリス・デイの内助の功が微笑ましかったです。
本作でも美しい歌声を披露しています。
▼「The One I Love」
Doris Day - "The One I Love (Belongs To Somebody Else)" from I'll See You In My Dreams (1951)
ガス・カーン役のダニー・トーマスは、ちょっと女性の気持ちに鈍感で、朴訥な雰囲気がまさに適役でした。
妻の出産に間に合わず、部屋に急いで駆け込んで歌う「It Had To Be You」は感動して震えてしまいました。
可愛らしくて素敵で、お気に入りのシーンです。
▼「It Had To Be You」
Danny Thomas - I'll See You in My Dreams (1951) - It Had to be You