ミュージカルは終わらない Musicals won't be over.

ミューオタるんによる舞台ミュージカルを中心とした、ミュージカル映画、演劇、オペラに関するブログ

『Bandstand』

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Bandstandとは

2015年にニュージャージーでプレミア公演され、2017年にブロードウェイで初演されたミュージカル。

作曲はRichard Oberacker、作詞・脚本はRichard OberackerとRobert Taylorによる。

トニー賞では2部門でノミネートされ、振付賞(Andy Blakenbuehler)を受賞した。

今回はコロナウイルス感染症拡大に伴う劇場街の閉鎖から、The Actors Fundが設置したストリーミングサービスで鑑賞した。

あらすじ

ピアニストで作曲家のDonnyは戦地から故郷のオハイオ州クリーヴランドに戻ってきた。

ラジオ放送でジャズバンドの大会があることを知ったDonnyはバンド仲間を探し、サクソフォンクラリネット担当のJimmy、バス担当のDavy、トランペット担当のNick、トロンボーン担当のWayne、ドラム担当のJohnyを見つける。

彼らも戦争で心の傷を負いながら、働く場所を探すミュージシャンであり、すぐに意気投合する。

そんな折、Donnyは親友だったMichaelの妻Juliaに出会う。

Michaelは戦争で帰らぬ人となっていた。

JuliaはDonnyにMichaelの死に関して尋ねようとするが、Donnyはなかなか話したがらない。

ある日、Juliaが教会で歌うのを聴いたDonnyはその歌声の美しさに魅せられ、自分たちのバンドに誘おうとする。

キャスト

Donny Novitski    Corey Cott

Julia Trojan    Laura Osnes

Mrs. June Adams    Beth Leavel

Jimmy Campbell    James Nathan Hopkins

Davy Zlatic    Brandon J. Ellis

Nick Radal    Alex Bender

Wayne Wright    Geoff Packard

Mr. Jackson    Ryan Kasprzak

感想

こちらの作品は現地で観ていなかったので、今回ようやく観ることができました。

▼舞台映像


Show Clips - BANDSTAND, Starring Laura Osnes and Corey Cott

▼鑑賞後の感想

DonnyとJuliaのすれ違いや互いの思い、個性豊かなバンドメンバーたち、アンサンブルの見事なダンスなど、見どころが多く、とても楽しめました。

なんとバンドメンバーたちは実際に彼ら自身が楽器演奏していたとのこと。

このような場合、多くが楽器演奏だけ吹き替えだったり、楽器プレイヤーなので俳優として演じるのはいまひとつだったりするのですが、本作のバンドメンバーは楽器演奏も素晴らしい上に演技も各々がキャラ立ちしていて、両手に花状態。(言葉の使い方、合っているかしら。)

全体的に舞台が暗めで、暗がりの中をダンサーがあちらこちらランダムに踊っていて、それがメインの心情を表していたり、舞台装置はなくてもその情景を強調していたりといった役割を担っていて興味深かったです。

劇中はただバンドの演奏が続くだけでなく、特にDonnyやJuliaが自問自答するミュージカルらしいナンバーもありました。

Donnyを演じたCoreyは『ニュージーズ』でJeremy Jordanのunderstudyをしていた方ですし、Lauraは『シンデレラ』でタイトルロールを演じた方として記憶に新しいかと思います。

いずれも、今後の活躍に刮目していきたい役者さんです。

▼Laura「Welcome Home」


BANDSTAND's Laura Osnes Premieres New Version of "Welcome Home"