ミュージカルは終わらない Musicals won't be over.

舞台ミュージカルを中心とした、ミュージカル映画、演劇、オペラに関するブログ

『Chasing Rainbows: The Road To Oz』2019.9.26.19:00 @Paper Mill Playhouse

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『Chasing Raibons: The Road To Oz』とは

New Jersey州MillburnにあるPaper Mill Playhouseの2019/2020 seasonの一作目として上演されたミュージカル。

ジュディ・ガーランドの幼少期から『オズの魔法使』デビューまでを、彼女が実際に映画の中で歌ったナンバーとともに綴るジュークボックスミュージカルになっている。

演出・振付は、Denis Jones。

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キャスト

Judy Garland (Frances Gumm)    Ruby Rakos

Frank Gumm    Max Von Essen

Ethel Gumm    Lesli Margherita

Mickey Rooney (Joe Yule)    Michael Wartella

Virginia Gumm    Tessa Grady

Mary Jane Gumm    Samantha Joy Pearlman

Shirley    Violet Tinnirello

Lana (Julia Jean)    Clara Cox

Deanna (Edna Mae)    Christina Maxwell

George Jessel    Kevin B. McGlynn

Lois B. Mayer    Stephen DeRosa

Kay Koverman    Karen Mason

Roger Edens    Colin Hanlon

Clark Gable    Sean Thompson

Baby Gumm    Sophie Knapp

Young Virginia Gumm    Molly K. Lyons

Young Mary Jane Gumm    Allsun O'Malley

Harold    Lamont Brown

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感想

ペーパーミルプレイハウスの今シーズン第1作目のプレビュー初日に行ってきました。

舞台のミュージカルだけでなく、ミュージカル映画も大好きな私としては、ジュディ・ガーランドの人生を描いたミュージカル作品ということで、是が非でも観たいと、何ヶ月も前からこの日を待っていました。

マンハッタンのペンステーションからニュージャージートランジットに乗り、欠便のため途中で乗り換えをしながら、慣れないながらもなんとか劇場に到着しました。

▼trailerです。


Chasing Rainbows: The Road to Oz at Paper Mill Playhouse, 2019

▼観劇後の感想です。 

今回の作品はジュディのごく初期のキャリアを描いていて、主軸になっているのはジュディと父親フランクの親子の絆です。

2019年9月下旬にアメリカで公開され、日本では2020年3月に公開される『Judy』では晩年の様子が描かれているので、対照的なジュディの肖像を観られて大変興味深かったです。

ジュディ・ガーランドの出演映画からの楽曲が寄せ集められているので、映画のワンシーンが蘇って感動も尚更でした。

ジュディを演じたのはRuby Rakosという若手で、素晴らしい歌唱力で観客を魅了していました。

ブロードウェイでは『Billy Elliot』にバレエ少女として出演していたようです。

私の近くにいたジュディファンの子は「ジュディの歌声とは全然違う」と納得していませんでしたが、私は好きでした。 

父親のフランク役のMaxさんも素晴らしい歌声を披露していて、ロングトーンに鳥肌が立ちました。

会場にはジュディの生涯年表や関わった人物・作品に関する掲示が所狭しとされていました。

下にその写真を貼っておきますね。

▼In Real Life①

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▼In Real Life②
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▼『オズの魔法使』に関して

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▼ハイライト
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特に下の動画にあるような若手のダンスシーンはとても楽しかったです。

机の上に乗ってのダンスは転落しないか心配になる部分もありましたが。

また、プレビュー初日ということで仕方ないですが、1幕途中で舞台セットの移動が滞り、ショーが一時停止することがありました。

1回ならご愛嬌ですが、これが数回あったので、少し心配になりました。

2幕は問題なかったので、一時的なものだったのでしょう。

▼稽古場の様子


Ruby Rakos, Lesli Margherita, and More Preview ''Chasing Rainbows: The Road to Oz''

幼少期〜ドロシー役が決定するまでの期間は、ジュディの人生の中で上り調子の時期ですが、光の当たる部分だけでなく、薬物問題やバイセクシャルの父の二重の結婚生活など、負の側面も描かれていました。

個人的には、もう少しブラッシュアップすればブロードウェイへのトランスファーもあるのでは?と思ってしまいました。

ジュディファンとしては、現在でも彼女はこれだけ多くの方に愛されるアイコンなのだということに思わず胸が熱くなってしまいました。

▼主演のRuby Rakosによる「Should I?」


Watch Ruby Rakos Channel Judy Garland with 'Should I?' from CHASING RAINBOWS