『Ain't Too Proud: The Life and Times of The Temptations』とは
2019年にブロードウェイで初演されたミュージカル。
「テンプテーションズ」の楽曲を用いたジュークボックスミュージカルになっている。
トニー賞では11部門でノミネートされ、1部門(振付賞:Sergio Trujillo)で受賞した。
演出はDes McAnuff。
あらすじ
音楽グループ「テンプテーションズ」の歩んできた道のりを、彼らのヒットナンバーとともに振り返る。
キャスト
Otis Williams Derrick Baskin
Melvin Franklin Shawn Bowers 『The Harder They Come』
Eddie Kendricks Jelani Remy
Paul Williams James Harkness
David Ruffin Ephraim Sykes
Al Bryant Jarvis B. Manning, Jr.
Tammi Terrell Nasia Thomas
Johnnie Mae Matthews Taylor Symone Jackson
Berry Gordy Jahi Kearse
Smokey Robinson Christian Thompson
Diana Ross Candice Marie Woods
Josephine Miles Rashidra Scott 『Hercules』
Shelly Berger Joshua Morgan
Dennis Edwards Saint Aubyn
Richard Street E. Clayton Cornelious
Lamont Jamari ∆ohnson Williams
感想
2019年9月のニューヨーク遠征1本目は、こちらの『Ain't Too Proud』でした。
個人的には少し苦手なジュークボックス作品で且つ伝記作品ですが、トニー賞授賞式でのパフォーマンスで興味を持って観にいくことに決めました。
「テンプテーションズ」は60〜70年代に活躍したモータウンのグループ。
「テンプテーションズ」というグループ自体、この作品で初めて知りましたが、「My Girl」は唯一聴いたことがありました。
▼ブロードウェイ開幕前
▼テレビで放送された様子
Broadway's 'Ain't Too Proud' brings The Temptations music to life
▼観劇後の感想です。
『Ain’t Too Proud』The Temptationsの伝記ジュークボックスミュージカル。回り舞台が二重構造になっていて、外側と内側で回す速度を変えることで、5人の形態変化がより複雑になっていて面白かった。Derrick Baskinの狂言回しが見事。Ephraim Sykesの高音も綺麗だった。Jeremy Popeもいつか観たいな。 pic.twitter.com/ZqgjqZFy7u
— るん / Lune (@nyny1121) 2019年9月21日
5人が次から次へと形態変化を繰り返しながら、ソウルフルなヒットナンバーを歌っていく様子に魅せられました。
きっとグループのことをご存知の方は、当時の様子を思い出して懐かしむことができるのだろうと思いました。
グループのことを知らなかった私は、ストーリーというより音楽とダンスを楽しみました。
メンバーの入れ替えなど、色々な変遷を経たグループだったようですね。
個人的には、トニーにノミネートされていたDerrick Baskinを観られて満足しました。
残念ながら『Choir Boys』と本作でダブルノミネートされたJeremy Popeは降板していたので観ることはできませんでしたが、次の楽しみということにしておきます。