『リトル・ウィメン』とは
2005年にブロードウェイで初演されたミュージカル。
原作はルイーザ・メイ・アルコットによる「若草物語」。
作詞はMindi Dickstein、作曲はJason Howland。
トニー賞では主演女優賞(サットン・フォスター)の1部門のみのノミネートとなった。
今回の演出は小林香。
あらすじ
1865年、ニューヨーク。
手足が長くて背が高いマーチ家の「息子」ジョー・マーチは、小説家を夢見る19歳。
カーク夫人宅に下宿するジョーは、出版社から届いた手紙を読んで肩を落としていた。
自ら持ち込んだ小説の、22回目の出版拒否を受け取ったのだ。
同じく下宿人のベア教授は「誰かがきっとあなたの小説を気に入ってくれる」とジョーを励ます。
話は遡って2年前。
1963年、マサチューセッツ州コンコード。
マーチ家の四姉妹、メグ、ジョー、ベス、エイミーは、牧師として南北戦争に従軍した父親をお母さまとともに待ちながら、慎ましくも明るく暮らしている。
ジョーは時にマーチおばさんの屋敷で手伝いをし、物語を作っては姉妹たちに語って聞かせていた。
ある日、初めての舞踏会に出席したジョーとメグは、隣家のローレンス氏の孫息子であるローリーと、その家庭教師ジョン・ブルックに出会う。
やがてローリーは姉妹の“5人目の兄弟”となり、姉妹との絆は深まっていく。
キャスト
ジョー 朝夏まなと
メグ 彩乃かなみ
ベス 井上小百合
エイミー 下村実生
ローリー 林翔太
ベア教授 宮原浩暢
マーチおばさん / カーク夫人 久野綾希子
ローレンス 村井國夫
お母さま 香寿たつき
感想
諸々の事情でブログの更新が止まってしまっていましたが、今日から再開です。
よろしくお願いいたします。
▼今回の公演のtrailerです。
ミュージカル『Little Women-若草物語-』公式PV
▼稽古場映像
ミュージカル『Little Women-若草物語-』稽古場映像
▼観劇後の感想です。
『リトル・ウィメン』久々のシアタークリエ最前列。家を象った舞台装置はひとつ屋根の下で生きる家族の象徴だった。気丈なジョーは朝夏さんに適役。若手を支える香寿さん彩乃さんといった実力派も素敵。朝夏さんのモダンミリーが決まったので、プログラムでOBCのサットンにも少し触れてほしかったな。
— るん / Lune (@nyny1121) September 16, 2019
ああ、いい舞台でした。
朝夏さんは男役をやめられて1年ほど経っての主演舞台でしたが、今回は彼女本来の歌声が存分に響いていると感じました。
この舞台に向けて調整されてきたのだなというのが伝わってきました。
そして、安定感のある香寿たつきさんや彩乃かなみさんが作品の大黒柱になっていました。
個人的に特に大好きな宝塚OGのお二人です。
彩乃かなみさんは同郷ということもあり、近しいものを感じています。
朝夏さんが私の目の前にいることが多く、思わず熱い視線を送ってしまった😳誰も隔てず、直で朝夏さんと対面という夢の時間☺️3時間、朝夏さんを独占した気分に☺️メゾで声域的にも合ってて声も出て良き。
— るん / Lune (@nyny1121) September 16, 2019
実は、望海さんのブリドリで、望海さんと朝夏さんが大の仲良しと知ってから気になっていたの。
あらら、私ったら、すっかり朝夏さんに夢中になっていますね。
ジョーを見ていると、自分のことのように思えて、痛いやらなんやら…泣けるわ笑えるわで、大忙しだった。
— るん / Lune (@nyny1121) September 16, 2019
明日からまた仕事がんばろう。
『リトル・ウィメン』ソワレの開演前に、フルート/ピッコロ奏者が音出ししていたのだけれど、耳を澄ましてみると『ピピン』や『ウェストサイドストーリー』などのミュージカルナンバーを演奏していて、癒された✨なぜか映画『アラバマ物語』の音楽も演奏していた。
— るん / Lune (@nyny1121) September 16, 2019
フルートさん、聴いていましたよ😎
この作品はブロードウェイでは観ていないのですが、なるほど、賞レースにはほぼ絡まなかったのは納得しました。
ただ個人的には素朴で柔らかい雰囲気の音楽、訳詞が好みでした。(アメリカ大衆に受けるエンターテイメント性は薄いのかもしれません。)