『ドン・ジュアン』とは
スペインの伝説「ドン・ジュアン」をモチーフにした、2004年カナダ初演のミュージカル。
音楽はフェリックス・グレイ。
演出は生田大和。
あらすじ
女、酒、快楽を求め続け、数多の女たちを魅了するプレイボーイ、ドン・ジュアン。
ある晩、いつものように女との愛を愉しんでいたドン・ジュアンは、女の父である騎士団長の怒りに触れ、決闘に至る。
闘いの果て、ドン・ジュアンは勝利を収めるが、騎士団長は「いつか愛がお前への罰になるだろう」という言葉を遺し、事切れる。
やがて遺された言葉は呪いのように亡霊の姿を得て、ドン・ジュアンにつきまとうようになる。
事件の後、そんな呪いの言葉も恐れることなく、ドン・ジュアンは変わらずに快楽を貪り続ける。
しかしそんな日々の中、運命に導かれるように、かつてドン・ジュアンが殺した騎士団長の石像を作る彫刻家の娘、マリアと巡り合う。
それは、ドン・ジュアンを苦しめる「愛の呪い」の始まりだった。
キャスト
ドン・ジュアン 望海風斗
感想
引き続き、WOWOWで拝見しました。
スペインの伝説をモチーフにした、フランス人のクリエイティブさんによる、カナダ初演のミュージカルだそうです。
とてもinternationalです。
実は、今年3月に『20世記号にのって』を観て以来、望海風斗さんに熱を上げております。
今回拝見したものは2016年雪組公演でしたが、望海さん主演でしたので、楽しみにしていました。
本作でも望海さんのニカッと笑う笑顔が素敵で、夢中に観てしまいました。
▼フランス語版の「Change」
Changer em Don Juan de Felix Gray (Legendado)
やはりスペインが舞台ということで、フラメンコをイメージしたダンスが場面転換に多用されていました。
音楽は、主人公がこれから変わっていこうという決意を歌う「Change」が印象的でした。
『20世紀号にのって』では髭をつけたダンディな役柄でしたが、本作の望海さんはセクシーで情熱的でした。
前半の遊び人の風貌から愛に気づいていく演技は特に素晴らしかったです。