『晴れて今宵は(1942)』とは
アカデミー賞では歌曲賞を含め3部門にノミネートされた。
監督はウィリアム・S・セイター。
あらすじ
ニューヨーク随一のダンサー、ロバートは大の競馬好き。
休暇を利用して訪れていたブエノスアイレスで、一文無しになってしまい、帰りの旅費を稼ごうとホテルのナイトクラブに出演しようと願い出るが、社長のアクーニャ氏に断られてしまう。
友人であるクガートの計らいで、アクーニャ氏の長女の結婚式に飛び入り出演するが、それでもアクーニャ氏には認められない。
一方、アクーニャ氏は次女のマリアが一向に結婚しないことに気を揉んでいた。
考え抜いた末、自身が書いた恋文と花を毎日送り続け、恋愛するように仕向けるのだが、ある日代わりに届けたロバートのことを、マリアは想い人と勘違いしてしまう。
キャスト
マリア・アクーニャ リタ・ヘイワース
エドゥアルド・アクーニャ アドルフ・メンジョウ
マリア・カストロ イソベル・エルソム
リタ・アクーニャ アデル・マラ
感想
アステアとヘイワース共演作の2作目です。
本作でアステアは40歳頃ですが、この頃のアステアのダンスは関節が柔らかくて、目を奪われます。
リタ・ヘイワースとのペアダンスはとても優雅です。
ヘイワースは歌える方なのですが、本作ではナン・ウィンによって歌唱部分を吹き替えられています。
▼trailerです。
FRED & RITA -- "You Were Never Lovelier" Trailer
ヘイワースも踊れる女優さんなので、本作ではアステアのソロダンスは少なく、ヘイワースとのペアを多く楽しむことができました。
ジェローム・カーンによるナンバーは南米の香りが漂うエキゾチックな感じのものが多かったです。
▼「I'm Old Fashioned」
Rita Hayworth & Fred Astaire -"I'm Old Fashioned"-
娘を心配する父親の気持ちはわかりますが、娘をその気にさせようというのはいただけません。
結果オーライなので良かったですね。