『ベッドかざりとほうき(1971)』とは
1971年のディズニーによるミュージカル映画。
原作はメアリー・ノートンの児童小説を基にしている。
アカデミー賞視覚効果賞を受賞している。
音楽は『メリー・ポピンズ』に引き続きシャーマン兄弟が担当しており、元々は『メリー・ポピンズ』のために書かれた楽曲(「The Beautiful Briny」)も使用されている。
監督はロバート・スティーヴンソン。
あらすじ
ロンドンから小さな村に疎開してきた子どもたち、チャーリー、キャリー、ポールはエグランタイン・プライスの家に預けられる。
実は、彼女は通信教育で魔女になるための勉強をする魔女見習いだった。
ある晩、子どもたちに空を飛ぶところを見られてしまったことをきっかけに、子どもたちに魔法を見せることになる。
そこに、戦争のために魔女学校が閉鎖されたとの通知が届く。
まだ学んでいないある呪文を知るために、ブラウン教授の元にベッドに乗って旅に出ることになる。
キャスト
エグランタイン・プライス アンジェラ・ランズベリー
エミリアス・ブラウン デヴィッド・トムリンソン
チャーリー イアン・ウェイヒル
キャリー シンディ・オカラハン
ポール ロイ・スナート
ジェルク氏 ロディ・マクドウォール
本屋 サム・ジャッフェ
感想
『南部の唄』や『メリー・ポピンズ』などから引き続くディズニーによる実写とアニメを融合したミュージカル映画です。
主演は舞台や映画で活躍し、5回のトニー賞受賞歴のあるアンジェラ・ランズベリー。
相手には『メリー・ポピンズ』で父親役だったデヴィッド・トムリンソンが演じています。
日本ではVHS化されていますが、DVD化はされていないため、アメリカ盤を鑑賞しました。
原作者のメアリー・ノートンは、日本では『借りぐらしのアリエッティ』の原作者としても知られています。
▼trailerです。
Bedknobs and broomsticks trailer
以下、個人的な感想です。
やはりアンジェラ・ランズベリーは舞台向きの人だと、この作品を観て改めて思いました。
もちろん、歌などperformanceは素晴らしく、大好きな女優さんなのですが。
全体的に『メリー・ポピンズ』を上回る楽しさはありませんが、モノに命が宿ったように動き出す魔法がかかった場面は実に見事で、魔法の世界に迷い込んだような気持ちになりました。
音楽は後にカヴァーされるようなナンバーは生まれませんでしたが、シンプルながら耳なじみのいい楽曲をいくつか楽しめました。
▼「Substitutionary Locomotion」
Bedknobs Broomsticks Substitutiary Locomotion
もう一つスッキリしない終わり方で、鑑賞後、しばらく気持ちが落ち着きませんでした。
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