ミュージカルは終わらない Musicals won't be over.

舞台ミュージカルを中心とした、ミュージカル映画、演劇、オペラに関するブログ

『Octet』2019.5.5.13:00 @The Romulus Linney Courtyard Theatre

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『Octet』とは

2019年にオフブロードウェイで初演されたアカペラミュージカル。

音楽は『Natasha, Pierre & The Great Comet of 1812』を手がけたDave Malloyによる。

Signature TheatreのResidency programの一環で、ミュージカル作家として初めてDave Malloyが参加しており、本作はその一作目。

演出はAnnie Tippe。

あらすじ

インターネット中毒の人々のためのサポートグループのミーティング。

SNS、ゲーム、強迫性障害、占いなど、参加者一人一人が自身の経験を告白していく。

キャスト

Ed    Adam Bashian

Karly    Kim Blanck

Paula    Starr Busby

Henry    Alex Gibson

Toby    Justin Gregory Lopez

Marvin    J.D. Mollison

Jessica    Margo Seibert

Velma    Kuhoo Verma

感想

Dave Malloyさんの新作ミュージカル『Octet』を観劇させていただきました。

今年2019年1月に日本版の『Great Comet〜』を観劇し、Daveにより興味を持つようになり、今回の観劇に至りました。

▼trailerです。


Dave Malloy's Octet at Signature Theatre

▼観劇後の感想です。

▼音楽のDave Malloyと演出のAnnie Tippeが本作について語っているもの


Interview with Octet's Dave Malloy & Annie Tippe

Playbillに挟まっていたこの紙には、本作制作にあたってインスピレーションを受けたものが列挙されていました。

THEATREの項目の『A Chorus Line』と『Company』以外、私には馴染みのないものばかりでした。

今、少しずつネットサーフィンしてどのようなものか調べているところです。

今回の公演ではPlaybillにキャストの顔写真が載っていませんでした。

あらオフブロードウェイだから載っていないのかなと最初思ったのですが、こうすることで、観客と同じ口からキャストが入ってきても、観客は誰がキャストかわからないのです。

つまり、観客もキャストと同じくインターネット中毒の要素を持っていて、みんなで一緒にサポートグループに参加しているという体で始まります。

音楽ですが、アカペラとは思えない音の響き、音の重なりにとても驚きました。

八重唱だとソプラノ、アルト、テナー、バリトンがそれぞれ2人ずつという感じなのかしらと聴きながら単純に考えていました。

アカペラミュージカルといえば、記憶に新しいのが2016年ブロードウェイで上演された『In Transit』。

本作にも『In Transit』に出演していた方が数名いました。

また、キャストにはNYUのアカペラサークルの出身者が多いようです。

まだ勉強中です。追記します。

公式サイト:

New musical Octet, by Tony Award nominee Dave Malloy

▼今回は、Signature Theatreの中にあるThe Romulus Linney Courtyard Theatreで観劇しました。 こじんまりとした濃密な空間でした。

▼Dave MalloyとAnnie Tippe、そしてキャストたちによるトークセッション


Signature Theatre: Octet (Discussion Only)