ミュージカルは終わらない Musicals won't be over.

舞台ミュージカルを中心とした、ミュージカル映画、演劇、オペラに関するブログ

『ロミオ&ジュリエット』2019.3.9.17:30@東京国際フォーラムホールC

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『ロミオ&ジュリエット』とは

2001年フランス、パリのパレ・デ・コングレで初演された、シェイクスピアの『ロミオとジュリエット』と基にし、近未来を舞台にしたロックミュージカル。

日本では2010年に宝塚歌劇団により初演され、男女混合ver.は2011年から上演されている。

演出は小池修一郎

あらすじ

時の流れからはみ出したような不可思議な近未来の街、ヴェローナ

街に漂う不穏な空気は、長く激しい互いを憎む二つの名家、モンタギュー家とキャピュレット家の争いによるもので、若者たちは街のあちこちで常に小競り合いを起こしている。

ベンヴォーリオとマーキューシオはモンタギュー家の旗頭。

キャピュレット家を率いるのは、触れただけで相手を斬りかねないティボルト。

一触即発の街を、「死」を司るものが無感情に眺めている。

モンタギュー家の争いを好まない一人息子のロミオは友情に熱いが、孤独を好む性格。

キャピュレット家の一人娘ジュリエットは、複雑な家庭に育ちながらも、純粋無垢な心を持つ少女。

真実の愛をもたらしてくれる誰かを無意識に求めているが、互いの存在を二人はまだ知らない。

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キャスト

ロミオ 古川雄大

ジュリエット 木下晴香

ベンヴォーリオ 三浦涼介

マーキューシオ 平間壮一

ティボルト 渡辺大

キャピュレット夫人 春野寿美礼

乳母 シルビア・グラブ

ロレンス神父 岸祐二

モンタギュー卿 宮川浩

モンタギュー夫人 秋園美緒

パリス 姜暢雄

ヴェローナ大公 石井一孝

キャピュレット卿 岡幸二郎

感想

とうとう、ロミジュリを観てきました。

このミュージカルを観るのは今回が初めて。

シェイクスピアの名作が近未来に時代を移され、大胆にロックミュージカルに仕立てられていました。

▼trailerです。


ミュージカル『ロミオ&ジュリエット』(2019)スポット映像

▼制作発表でのパフォーマンス


制作発表パフォーマンス披露 - ミュージカル『ロミオ&ジュリエット』(2019)

ご覧の通り、キャッチーなナンバーが満載でとてもexcitingな時間を過ごすことができました。

モンタギュー家とキャピュレット家の若者同士の争いは「世界の王」などで、力強い群舞とともに表現されており、同じ原作を基にしたミュージカル『ウエストサイド物語』を彷彿とさせられました。

▼観劇直後の感想です。

 

古川さんと木下さんのシーンで印象に残っているのは、2人が運命の出会いの予感を歌い上げるナンバー、他にはやはり名曲「Aimer」。

印象的だったキャストさんは、上記にあるようにマーキューシオ役の平間壮一さん。

多くの若者たちの中で、圧倒的な個性、存在感でした。

以前、『RENT』でエンジェル役を演じているところを拝見したことがあるのですが、今回は全く違う役どころで、役者としての幅の広さを感じました。

近未来という設定なので、携帯電話が登場したり、2人の出会いのシーンでも階段は蛍光ネオンで装飾されていたりと、その世界観に慣れるには少し時間がかかりました。

この辺り、好き嫌いが分かれるかと思います。