『Jersey Boys』とは
2005年ブロードウェイ初演のジュークボックス・ミュージカル。
1960年代に活躍した「フォーシーズンズ」の足跡を彼らの音楽とともに辿るスタイルをとっている。
トニー賞4部門を受賞した。
2017年にブロードウェイ公演はクローズしたが、同年よりオフブロードウェイに場所を移している。
あらすじ
ニュージャージー州の貧しい片田舎。
“天使の歌声”を持つフランキーは成功を夢見る兄貴分のトミーとニックのバンドグループに迎え入れられる。
鳴かず飛ばずの日々が続く中、作曲の才能溢れるボブが加入。
過酷な下積み時代を経て、ついにボブの楽曲と4人のハーモニーが認められる。
彼らは「ザ・フォー・シーズンズ」としてレコード会社と契約し、Sherryをはじめとする全米No.1の楽曲を次々に生み出していく。
しかし輝かしい活躍の裏では、莫大な借金やグループ内での確執、家族の不和など、さまざまな問題が彼らを蝕んでいた。
それらはやがて大きな軋轢となり、グループを引き裂いていく。
(2018年日本公演ホームページより抜粋)
キャスト
Frankie Valli Aaron De Jesus
Tommy DeVito. Sam Wolf
Bob Gaudio. Austin Owen
Nick Massi. Mark Edwards
Bob Crew. Andrew Frace
Joey Pesci. Paul Sabala
Mary Delgado. Natalie Gallo
感想
引き続き、2018年9月のブロードウェイ遠征について書いていきたいと思います。
『ジャージー・ボーイズ』はオンブロードウェイで公演していた時も行きたいとは思っていたのですが行けず、今回ようやく念願が叶いました。
日本でも中川晃教さん主演で同時期に公演されていたのですが、残念ながらこちらのチケットは入手できなかったということもあり、今回の観劇に至りました。
また、月曜日は劇場がお休みのところが多い中、数少ない上演作品だったのでありがたかったです。
さて、作品についてですが、全体にフォーシーズンズの名曲が散りばめられており、世代ではない私たちでも聞きなじみのある曲ばかりで楽しむことができました。
↓トニー賞授賞式での『ジャージー・ボーイズ』のパフォーマンスです。
Jersey Boys at the Tony Awards
ただ、この日、二幕の開演が機器トラブルのために約30分ほど遅れてしまい、終演後に予定のあった私は困ってしまいました。
ただでさえ終演時間の遅いソワレ公演で遅延してしまったので、正直大迷惑でしたが、長い休憩明けには待ちわびた観客たちの大歓声で会場が包まれていました。
この劇場では以前にも『レント』を観たことがあったのですが、オフならではの小規模のぎゅっとした一体感があり、終始ライブ会場にいるような気分で観劇を楽しむことができ良かったです。
ただ、背景の電飾がやや安っぽいというか、アメリカ的なイラストが描かれたネオンだったのですが、ちょっと状況にそぐわないかなという場面もあり、そこは少し残念でした。
また、舞台上のライトが観客に向けられる演出があり、それがとても眩しくて目を背けなければならないほどだったのはどうかなと思ってしまいました。
だいぶ後方にいたので、前方席の方は大変だろうなと。
色々と書いてしまいましたが、役者たちのパフォーマンスは言うまでもなく素晴らしかったですし、いい観劇となりました。