『キス・ミー・ケイト』とは
1948年にブロードウェイで初演されたミュージカル。
音楽はコール・ポーターによる。
「So In Love」など、単独曲としてスタンダード化しているメロディアスなナンバーが数多くある。
1953年にはMGMにより映画化された。
あらすじ
脚本・演出・主演・プロデューサーのフレッドは大忙し。
抜擢したロイスに気があるし、相手役の元妻リリーともいい雰囲気。
やがて一つの花束が、大騒動を巻き起こす。
ロイスの恋人ビルは、今日もギャンブルで大負け、フレッドの名前を使い借用書にサインする。
やがて借金の取り立てに、ギャングが楽屋にやってくる。
そして、舞台は開幕。
リリー演じるキャタリーナはじゃじゃ馬娘、ロイス演じる妹ビアンカを先に結婚させることはできず、父親は大弱り。
そこへフレッド演じるベトルーチオが、持参金つきならOKと、じゃじゃ馬ならしに名乗りを上げた。
舞台裏では、リリーが手紙の宛先に気づいて激怒し、婚約者のハウエル将軍まで登場。
公演中止かと思われたが、機転を利かせたフレッドは、公演できないと借金が払えなくなると、ギャングを味方につけてしまう。
キャスト
フレッド 松平健
リリー 一路真輝
ロイス 水夏希
ビル 大山真志
ハウエル将軍 川﨑麻世
感想
来年2019年、ブロードウェイで、ケリー・オハラ主演でリバイバルも決まっているこの演目。
日本でも再演が繰り返されているカンパニーの公演に、ようやく行くことができました。
改めてコール・ポーターの最高傑作だなと思いました。
古き良き舞台裏ミュージカルですね。
映画もリバイバル版ブロードウェイキャストCDも何度も見聞きしてきたので、歌唱力とタップダンスシーンが少なく、少し物足りなさもありましたが、来年ブロードウェイで観る前の復習になって良かったです。