『ニュージーズ』とは
1992年のディズニーによる同名のミュージカル実写映画を基に作られたブロードウェイミュージカル。
ブロードウェイでは2012年初演。
このページでは、米Amazonプライムビデオや米Netflixなどを中心にして配信されている、ハリウッドのPantages Theatre で上演された公演のLive Viewingについて書いている。
あらすじ
1899年、ニューヨーク。
絵が得意な新聞配達少年のジャック・ケリーは、いつかサンタフェに旅立つ夢を、足の不自由な友達クラッチーに語る。
ある日、ジャックはデイビーとレスの兄弟に出会う。
彼らは父親の仕事の都合で急遽働かなくてはならなくなったためニュージーズになったのであり、他のニュージーズと異なり、自分たちの家があり、家族がいた。
弟レスが街ゆく人の同情をひく作戦で新聞がもっと売れることに目をつけたジャックは、彼らを助けることを申し出る。
その頃、ニューヨークワールドの社長ピューリッツァーは競合する他者に勝つために、新聞の売値を上げようとしていた。
青少年保護院のスナイダーに追われて逃げ込んだ、友達のメダ・ラーキンの劇場で、ジャックはキャサリンに出会う。
一目でキャサリンに恋に落ちたジャックだったが、実はキャサリンはピューリッツァーの実の娘だったのだ。
キャスト
ジョセフ・ピューリッツァー スティーブ・ブランカード
キャサリン・プランバー カーラ・リンゼイ
メッダ・ラーキン アイーシャ・デ・ハース
デイヴィー・ヤコブ ベン・フランクハウザー
クラッチー アンドリュー・キーナン・ボルジャー
レス・ヤコブ イーサン・スタイナー
感想
久しぶりの投稿になります。
先月、仕事の関係でしばらくアメリカに滞在していました。
Netflixは主にiPhoneのアプリで利用しているんですが、アメリカ国内で開くとアメリカ版Netflixとして立ち上がります。
アメリカ版Netflixにあったのが本作です。
映画『ニュージーズ』については他の記事に記載しています。
OBCは何度も聴いてきましたが、実際の舞台は観られなかったので、これを見つけた時は本当に嬉しかったです。
アメリカ版Netflixやアメリカ版Amazonプライムビデオのみで公開されているようで、アメリカ国内でもDVD化はされていません。
残念ながら、日本では観ることができないようです。
ぜひリージョン2でDVD化をお願いします!
さて、作品についてですが、、、やはり最高です。
アラン・メンケン、いい仕事してます。
続けて3回観てしまったくらい笑。
映画版との相違点は、ヤコブ兄弟のお姉さんとニュージーズたちを救う新聞記者の代わりに、ピューリッツァーの娘が記者としてニュージーズたちを助けるところですかね。
敵の娘と恋に落ちるという展開は王道ですし、主要登場人物が一人減り、物語全体が締まる感じがしました。
他にも、新たな楽曲が加わったり、削除されたりしました。
もちろん映画版もいいのですが、舞台版では映画版の輪郭がはっきりしたために濃い味つけになったという感じですね。
ドラマチックな楽曲の秀逸さ、たるみのない構成、アクロバティックな群舞、弱者が強者に打ち勝つ構図。
どの角度からも合格点です。
日本でも繰り返し観られるようになってほしいなぁと切に願っています。
『ニュージーズ』のトニー賞授賞式でのパフォーマンスを参考までに載せておきます。こちらの楽曲は「Seize the Day」ですね。