『マペットめざせブロードウェイ!』とは
セサミストリートで知られるジム・ヘンソンによるマペットを用いたミュージカル映画。
同じキャラクターのマペットを使った映画としては、『マペットの夢見る映画』、『マペットの大冒険/宝石泥棒をつかまえろ!』に続く3作目。
日本ではVHSのみでDVD未発売。
あらすじ
カーミットたちは大学の卒業式に上演した『ブロードウェイ・メロディ』というショーをブロードウェイで上演しようと、ニューヨークにやってきた。
しかし、資金がなく仲間たちは仕事を求めてマンハッタンを去ってしまう。
落胆したカーミットだったが、雇われたレストランの看板娘ジェニーとともに夢の実現のための作戦を立てる。
一方、ミス・ピギーは思い人であるカーミットを忘れられず、密かにマンハッタンい戻ってきていた。
しかし、ジェニーと仲良くハグするカーミットを見かけたピギーは激しく嫉妬する。
ブロードウェイで上演することは果たしてできるのか。
キャスト
カーミット、ウォルドーフ、ロルフ、Dr. ティース、スウィーディッシュ・シェフ、アーニー、ニュースキャスター、馬技師・・・ジム・ヘンソン
ミス・ピギー、フォジー、アニマル、バート、サム、クッキーモンスター・・・フランク・オズ
ゴンゾ、ズート、チェスター、ビル・マペットペンギン、ブンゼン・・・デイヴ・ゴールズ
カミラ、ルージーランド、フロイド、クレイジーハリー、ポップス、犬・・・ジェリー・ネルソン
リゾ、ギル、犬・・・スティーブ・ホイットマニア
スクーター、スタトラー、ジャニス、ビーカー、犬・・・リチャード・ハント
感想
日本DVD未発売、ということでNetflixで視聴しました。
マペットを見ると、セサミーストリートのような子供向け作品を連想しますが、決して子供向けではなく、幅広い年齢層を意識した作品になっています。
かといってR指定はなく、ファミリーフレンドリーです。
ジム・ヘンソンは、元々セサミストリートのような子供向け作品を作りたかったわけではないようで、本来のスタイルはこの映画に近いそうです。
カエルのカーミットとブタのミス・ピギーは、キャラクターとして何度か見かけたことがありますが、作品の中で見るのは初めてでした。
映画についてですが、ストーリーとしてはマペットたちがなんとか頑張ってブロードウェイでミュージカルを上演しようと奮闘するというもの。
実際にニューヨークの各地でロケされていて、ニューヨークに行かれたことのある方ならきっと懐かしくなるのではないかなと思います。
ジェニーに嫉妬するミス・ピギーがとにかく可愛いんです。
ミュージカルナンバーはそれほど多くないですが、シンプルで軽快なナンバーばかりです。
マペットの動きが非常に自然で、途中どういう風に操作しているのかなって不思議に思っていたのですが、メイキングを見たら納得しました。
The Making of "The Muppets Take Manhattan"
キャストを見るとわかるように、声の多くを製作陣が担当しているんです。
しかも、一人で何役も。
上の映像(4:18-)のように、babiesマペットの可愛い映像からは想像できませんが、babiesの声があんなおじさまから出ているとは・・・アテレコ現場がシュールすぎ。
babiesマペットが可愛すぎる「I'm gonna always love you」↓
I'm Gonna Always Love You - The Muppets Take Manhattan
楽しいナンバー♡「Somebody's getting married」↓
Somebody's getting married - muppet takes Manhatten
セサミーストリートのメンバーも友情出演しています。
実は、カメオ出演で、あるシーンでライザ・ミネリも出演しているので、探して見てください。
ブロードウェイミュージカル『アヴェニューQ』は、これらの映画にインスパイアされたんだと思うのですが、見た目とは裏腹にこちらは内容が大人向けなので、ご注意ください。
↓『Avenue Q』からの一コマ。
AVENUE Q - 'Everybody's a Little Racist,' Broadway Cast