『グリース』とは
同名のブロードウェイミュージカルを映画化したもの。
元の舞台版は1971年シカゴ初演、1972年ブロードウェイ初演。
あらすじ
夏休みの避暑地で知り合った高校生のダニーとサンディ。
一夏の恋で終わったはずだったが、サンディは父親の転勤でダニーと同じ高校に転校することになる。
サンディは思いがけない再会に喜ぶが、不良グループのリーダーであるダニーは仲間たちの手前、サンディにつれなく当たってしまう。
キャスト
ダニー ジョン・トラヴォルタ
サンディ オリビア・ニュートン=ジョン
リッゾ ストッカード・チャニング
ケニッキー ジェフ・コナウェイ
フレンチー ディディ・コーン
ティーン・エンジェル フランキー・アヴァロン
感想
久しぶりに観ました。
初めて観たのは定演のためのミュージカルを選定した時かなぁと思います。
学園ミュージカルの記念碑的な作品で、『ハイスクール・ミュージカル』や『glee』、『ヘアスプレー』などのティーンが出演する作品は本作に影響を受けている節があります。
また、舞台版は2008年の生田斗真&神田沙也加ペア版を観たことがあります。
映画に戻りますが、ニュートン=ジョンの生娘っぷりたっぷりの前半の演技が、ラストの衝撃シーンをより盛り上げているように感じます。
トラヴォルタの悪になりきれないキャラも素晴らしいです。
きっと当時の高校生たちに大受けだったんでしょうね。
ミュージカルナンバーもキャッチーなものが多く、サントラはオリコンチャート1位を獲得しました。
「Summer Nights」「Hopelessly Devoted To You」「Beauty School Dropout」「Look At Me, I'm Sandra Dee」「We Go Together」など。
実際に、女の子が男の子の趣味に染まるというのは、よくある話だし、うーん…と思いましたが、ミュージカル映画氷河期である1970年代の作品の中で、未だに燦然と輝いていますね。
この後、『グリース2』がミシェル・ファイファー主演で作られていますが、こちらは未見なので、また鑑賞後レビューを書きたいと思います。