『ジュリーと恋と靴工場』とは
2016年のフランスのミュージカル映画。
あらすじ
25歳、職なし、金なし、彼氏なしのジュリーは、フランス・ロマンにある靴工場での仕事にやっと就く。しかし、そこは近代化の煽りを受けて工場閉鎖の寸前だった。ジュリーと女性靴職人たちは、“戦う女”と名付けられた“赤い靴”を復活させ、この危機を乗り越えようとする。そして、自由を求める運転手サミーに強く惹かれていくジュリー。さて、ジュリーの恋の行方は?工場は閉鎖されてしまうのか?
キャスト
ジュリー ポーリーヌ・エチエンヌ
サミー オリヴィエ・シャントロー
フェリシアン・クチュール フランソワ・モレル
グザヴィエ・ローラン ロイック・コルベリー
ソフィー ジュリー・ヴィクトール
感想
今日、日本公開されたばかりの作品です。
キャストはダンサーを中心に採用したそうです。
靴工場を守るために女性たちが立ち上がるというコンセプトはいいのですが、ミュージカル映画というかそもそも映画としてはもう一度見たいというタイプのものではありませんでした。
ジャック・ドゥミの『シェルブールの雨傘』とか『ロシュフォールの恋人たち』なんかを想定して作ったのでしょうが、音楽にしろ衣装にしろ総合的にも到底その域には及んでいません。
ボーリング場シーンはビートルズの楽曲が用いられたジュリー・テイモア監督の『アクロス・ザ・ユニバース』を参考にしたのでしょうか。
彼らはなぜこの映画を撮ったのか、ミュージカルになぜしたのか、主人公や工場で働く女性たちの生活背景が少ししか描かれておらずそこまで感情移入できなかったし、全体的によくわからないで気づいたら終わっていました。
ミュージカル愛を全く感じられなかったし、ストーリーも陳腐で、見所が一つもない映画でした。