劇団四季記念館とは
長野県大町市にある四季演劇資料センター内に、舞台美術保管倉庫に併設されている建物。
1996年に開所された。
運営は舞台芸術センター。
旧名は四季演劇資料館であったが、2016年4月にリニューアルされ、現在の名前に改名された。
感想
長野県に家族旅行に行きがてら、ずっと行ってみたいと思っていた劇団四季記念館に行ってきたので、書いてみようと思います。
当日は、安曇野を巡っていて、大王わさび農場や安曇野ちひろ美術館などに行ってから、平日15時頃訪問しました。
木造の記念館は、薄緑色の倉庫に囲まれていました。
倉庫には舞台装置がたくさん入っているんだろうなと想像するとワクワクしました。
残念ながら、記念館内は撮影禁止だったので、写真は掲載できません。
1階は、劇団四季についての解説、年表、ミュージカル、全国公演、海外交流など。
2階は、劇団四季を支えた人々、創立当初の様子、長野冬季オリンピックでの演出など。
こじんまりとした空間にパネルが置かれ、その間に所狭しと舞台の小物や衣装が置かれていました。
「オペラ座の怪人」クリスティーヌの衣装、「ウィキッド」のエメラルドシティでの衣装やドラゴンの頭や羽の生えた猿のマスクなどなど。
ああ、あのシーンのあれだ!というものがたくさんありました。
1階には、現在公開中もしくは近日公開予定の作品のPVが繰り返し上映されていました。
また、私が行った時は「ウィキッド」や「エクウス」などの舞台図面が公開されており、非常に興味深かったです。
なぜこんな辺鄙な場所に記念館を作ったのか、受付の方に伺ってみると、「舞台装置などを保管する倉庫を建設するために広大な土地が必要だったので、地価の高くない場所を探していたところ、浅利先生の別荘があり土地勘もあるこの場所に決まった」そうです。
ここから公演ごとに、全国各地に舞台装置を搬送しているそうです。
確かに、長野県は本州のほぼ真ん中に位置しているので、全国に搬送する場合は適しているのかもしれません。
入り口近くには、劇団四季のグッズ、DVD、パンフレットの一部が販売されていました。
また、来場された方全員に無料で劇団四季のロゴ入りのピンがプレゼントされます。
私も記念にいただいてきました。
何度も繰り返し訪れるような場所ではありませんが、劇団四季好きであれば、一度は訪れる価値のある場所と言えるでしょう。