『イエロー・サブマリン』とは
1968年公開の音楽映画。
ビートルズ初のアニメ映画である。
楽曲は全てビートルズが既に発売しているものである。
劇中に登場する4人の本人役は全て別の声優が出演しているが、歌の部分はビートルズ本人によるものである。
あらすじ
昔々、海の底にある平和な国ペパー・ランドの人気楽団サージェント・ペパーズ・ロンリー・ハーツ・クラブ・バンドがコンサートを開いていると、音楽が大嫌いなブルー・ミーニーズが現れ、ペパー・ランドへの侵略を始め、王国からは愛や音楽が失われてしまう。そこで、指揮者のフレッドは司令官に任ぜられ、潜水艦「イエロー・サブマリン」に乗って外界へ助けを求めることになった。リヴァプールに辿り着いたフレッドはリンゴ・スターに出会い、事情を話す。ペパー・ランドの危機を聞き、リンゴ・スターはビートルズの仲間であるジョン・レノン、ジョージ・ハリスン、ポール・マッカートニーと共に、ペパー・ランドを救うため、イエロー・サブマリンに乗って海の底へと出発した。
キャスト
ジョン・レノン ジョン・クライブ
ポール・マッカートニー ジェフリー・ヒューズ
ジョージ・ハリスン ピーター・バトン
リンゴ・スター ポール・アンジェラス
大将 ディック・エメリー
フレッド ランス・パーシヴァル
ジェレミー ディック・エメリー
マックス ディック・エメリー
ナレーター ポール・アンジェラス
感想
ビートルズの作品である『イエロー・サブマリン』について書いてみます。
一応、歌とストーリーが同時に進行するので、ミュージカル映画のくくりに入れさせていただきました。
この作品を初めて観た時の衝撃は今でも鮮明に覚えています。
“サイケデリック”とはまさにこのことを言うのかと思いました。
画がとても鮮やかでポップでとっても可愛いです。
でも、ちょっと目がチカチカする時も。
音楽は、ビートルズの楽曲なので、どれもどこかで耳にしたことがあるものばかり。
「Yellow Submarine」「Eleanor Rigby」「All Together Now」「When I'm Sixty-four」「Nowhere Man」「Lucy In the Sky With Diamond」「All You Need Is Love」など。
family-friendlyな作品でもあるので、お子さんの英語学習にも適しているかもしれません。
ブルーミーニーズという謎の生き物(ウィキでは青鬼と訳されていました)に音楽を奪われたペパーランドを蘇らせることはできるのでしょうか。
1968年製作とは思えない、現代的なポップアートという印象を受けました。
音楽同様、芸術全般でも、時代に依らないセンスを持ったアーティストだったんですね。
多くあるビートルズ製作の映画の中で一番好きな映画です。