ミュージカルは終わらない Musicals won't be over.

舞台ミュージカルを中心とした、ミュージカル映画、演劇、オペラに関するブログ

『エルコスの祈り』2017.3.26.15:00 @自由劇場

『エルコスの祈り』

1984年初演の劇団四季のオリジナルミュージカル。

2002年までは『エルリックコスモスの239時間』というタイトルでした。

舞台は、50年後の未来。

落ちこぼれたちを再教育するユートピア学園に、ある一体のロボットがやって来た。

キャスト

エルコス     古田しおり

ストーン博士   深水彰彦

ジョン      権頭雄太郎

ダニエラ     矢野侑子

パルタ      諏訪友靖

ダーリー     奥田直樹

理事長      田島康成

セールスマン   川島創

感想

日曜日、堂々と一人で、ファミリーミュージカルに行ってまいりました笑!

人の目なんて気にしません笑!

思い返せば、私のミュージカルとの出会いも劇団四季のファミリーミュージカルだったなぁなんて道すがら思い起こしていました。

たまたまつけたNHKで『ふたりのロッテ』をやっていたんです。

子どもの頃にこういった作品に触れると結構影響されますよね。

あの時に出会えて本当に良かったなと今でも思っています。

いつか子どもができたら、連れて行ってあげたいな。

さて、エルコスですが、脚本から完全に四季のオリジナルミュージカル!

元気で明るいエルコスに癒されっぱなしでした。

一点驚いたのは、正確にはロボットではありますが、人間が劇中で死ぬんですよね。

ファミリーミュージカルで殺人というのは意外だなと思ったのです。

魔法の薬を飲んで生き返る!なんてこともなく消えてしまう。

これは、命の尊さ、儚さを、あくまでフィクションの世界でロボットを通じて、子どもたちに伝えているのでしょうね。

『人間になりたがった猫』をはじめ、四季のファミリーミュージカルは、人間の残酷さをチャーミングによく描いていると思います。

周りにいた子どもたちも引き込まれていました。

思い出そう 素敵なこと

心込めて 語りかけよう

いつの間にか 忘れていた

愛の言葉 その温もりを

苦しみを分かち合う

素晴らしい仲間

微笑みが今蘇る

ありがとう

いつの日にも どんな時も

この手繋ぎ 生きていこうよ 

 


【劇団四季】 2009年公演  エルコスの祈り 語り合おう