韓国発、国民的ミュージカル「サ・ビ・タ~雨が運んだ愛~」
アンニョンハセヨー♪韓国国外初上演、ということで、行ってきましたよ、サ・ビ・タ!
この「サ・ビ・タ」は、韓国語の「サランウン・ビルル・タゴ(愛は雨に乗って)」の頭文字を取った、この作品の愛称です。
お客様には、確かに「冬ソナ」世代(?)のおば様方が多かったような(気のせい?)。
でも、周りは、コアなミュージカルファンの方ばかりでしたね。
風にのってきたお話を聞いて、そう思いました。
【キャスト】
兄ドンウク…駒田一(レミゼのテナルディエのおっちゃんのイメージが強い。シアターガイド9月号によると、7年前に実の弟さんを亡くしているそうで、舞台稽古中に感情が込み上げて泣いてしまったこともあるそうです)
ユ・ミリ…原田夏希(わかばちゃん。ミュージカル初挑戦!旬な女優さんですねぇ)
弟ドンヒョク…山崎育三郎(レミゼのマリウス。ESCOLTAっていう男性ボーカルユニットに所属しているらしいです。自身は、4人兄弟の3男坊)
兄ドンウク…駒田一(レミゼのテナルディエのおっちゃんのイメージが強い。シアターガイド9月号によると、7年前に実の弟さんを亡くしているそうで、舞台稽古中に感情が込み上げて泣いてしまったこともあるそうです)
ユ・ミリ…原田夏希(わかばちゃん。ミュージカル初挑戦!旬な女優さんですねぇ)
弟ドンヒョク…山崎育三郎(レミゼのマリウス。ESCOLTAっていう男性ボーカルユニットに所属しているらしいです。自身は、4人兄弟の3男坊)
【簡単にストーリー説明】
家族思いで几帳面、不惑を迎えてもまだ独身の、音楽教師ドンウク。
彼の誕生日に、どしゃぶりの雨の中、7年と27日ぶりに、弟ドンヒョクが戻ってきた。
高校時代にピアノのコンクールで優勝するほど音楽の才能に長けたドンヒョク。
ドンヒョクは、音楽大学に進学したが、ある日突然、理由も告げずに家を出て行っていたのだ。
そんな2人のもとに、謎のハイテンション・ガール、ユ・ミリが舞い込み、いきなり歌い踊りだす。
新婚のカップルを盛り上げるのが仕事のミリは、訪ねる家を間違えてしまったのだ。
そんなミリを迷惑がりながらも、2人の兄弟は、本当の気持ちを吐露することで、徐々に互いの距離を縮めていく。
兄ドンウクは、若くに両親を亡くし、下の3人の妹弟を育てるために、長男として、自分の気持ちを殺して、妹弟たちに尽くしてきた。働き過ぎにより、末梢神経を一部損傷し、音楽教師の職を辞することとなっていた。
弟ドンヒョクは、そんな兄の、自らを犠牲にしてまでのやさしさが、逆につらく、音楽の道から逃げ出し、全く違う漁師の道に入った。その生活のなかで、手を痛め、以前のような繊細なピアノの演奏は不可能になっていた。
互いの本当の気持ちを知った2人は、ピアノを弾き出す。
雨は徐々に止み、青空に変わる。
ドンヒョクは、ユ・ミリを交え、兄ドンウクの誕生日を祝う。
家族思いで几帳面、不惑を迎えてもまだ独身の、音楽教師ドンウク。
彼の誕生日に、どしゃぶりの雨の中、7年と27日ぶりに、弟ドンヒョクが戻ってきた。
高校時代にピアノのコンクールで優勝するほど音楽の才能に長けたドンヒョク。
ドンヒョクは、音楽大学に進学したが、ある日突然、理由も告げずに家を出て行っていたのだ。
そんな2人のもとに、謎のハイテンション・ガール、ユ・ミリが舞い込み、いきなり歌い踊りだす。
新婚のカップルを盛り上げるのが仕事のミリは、訪ねる家を間違えてしまったのだ。
そんなミリを迷惑がりながらも、2人の兄弟は、本当の気持ちを吐露することで、徐々に互いの距離を縮めていく。
兄ドンウクは、若くに両親を亡くし、下の3人の妹弟を育てるために、長男として、自分の気持ちを殺して、妹弟たちに尽くしてきた。働き過ぎにより、末梢神経を一部損傷し、音楽教師の職を辞することとなっていた。
弟ドンヒョクは、そんな兄の、自らを犠牲にしてまでのやさしさが、逆につらく、音楽の道から逃げ出し、全く違う漁師の道に入った。その生活のなかで、手を痛め、以前のような繊細なピアノの演奏は不可能になっていた。
互いの本当の気持ちを知った2人は、ピアノを弾き出す。
雨は徐々に止み、青空に変わる。
ドンヒョクは、ユ・ミリを交え、兄ドンウクの誕生日を祝う。
【演出・舞台装置】
◆小劇場ならではの観客参加型ミュージカル
ところどころで、観客が参加する場面がありました。
1.観客が横のひもを引っぱると、じょうろから水が出たり、音符が動く。
2.ドンウク兄さんが料理の説明をする場面で、お客さんの髪の毛をぐちゃぐちゃにする。
3.ドンヒョクの汚い靴下が飛んでくる。
2.と3.の人には、お詫びの品、とかいって、なにか包みが渡されていました。
◆小劇場ならではの観客参加型ミュージカル
ところどころで、観客が参加する場面がありました。
1.観客が横のひもを引っぱると、じょうろから水が出たり、音符が動く。
2.ドンウク兄さんが料理の説明をする場面で、お客さんの髪の毛をぐちゃぐちゃにする。
3.ドンヒョクの汚い靴下が飛んでくる。
2.と3.の人には、お詫びの品、とかいって、なにか包みが渡されていました。
今まで大型の劇場でミュージカルを観てきた私にとって、たった3人のキャストによる、小劇場の舞台は、新鮮でした。
近いッッ!!こんなに近くていいの?っていうくらい、近くて、目線もほぼいっしょ。
駒田さんが、最初の20分くらい、ほぼ一人で舞台を動かして、その間に3曲独唱するんですが、大変そうでした。私は凄く楽しめましたけど☆
◆兄弟の心が通い合う、ピアノのデュエット
最後に、兄弟が無言のうちに、ピアノを弾き出して、デュエットするんですけれど、これが、素敵でしたね。
育三郎クンは、音大出身らしいので、ピアノはお得意のようでしたが、一兄さんは苦戦していた模様(シアターガイド9月号より)。
でも、本番では、息のあった生演奏、感動的で見事でした。
近いッッ!!こんなに近くていいの?っていうくらい、近くて、目線もほぼいっしょ。
駒田さんが、最初の20分くらい、ほぼ一人で舞台を動かして、その間に3曲独唱するんですが、大変そうでした。私は凄く楽しめましたけど☆
◆兄弟の心が通い合う、ピアノのデュエット
最後に、兄弟が無言のうちに、ピアノを弾き出して、デュエットするんですけれど、これが、素敵でしたね。
育三郎クンは、音大出身らしいので、ピアノはお得意のようでしたが、一兄さんは苦戦していた模様(シアターガイド9月号より)。
でも、本番では、息のあった生演奏、感動的で見事でした。
【全体を通して】★★☆☆☆
小劇場だから、役者たちと同じ部屋で過ごしている気分が味わえた舞台でした。
笑わせる場面もちゃんとつくっていて、シリアスな部分もあって。
音楽は、普通だったかなぁ、と思います。
ユ・ミリ登場シーンと最終ナンバーは、印象的だったかな。
駒田さんと育三郎クンは、文句なく、素晴らしい歌でした。
夏希ちゃんも、悪いとは思いませんでしたが、もっと上手になる余地がありそう。
また、小劇場で少人数による公演だから、ごまかせない部分が多いですよね。
だから、よくわからないけれど、緊張感がありました。
劇団四季に所属する韓国俳優が増えていますが、このように、日韓の芸術交流ができることは、いいことですよね。
小劇場だから、役者たちと同じ部屋で過ごしている気分が味わえた舞台でした。
笑わせる場面もちゃんとつくっていて、シリアスな部分もあって。
音楽は、普通だったかなぁ、と思います。
ユ・ミリ登場シーンと最終ナンバーは、印象的だったかな。
駒田さんと育三郎クンは、文句なく、素晴らしい歌でした。
夏希ちゃんも、悪いとは思いませんでしたが、もっと上手になる余地がありそう。
また、小劇場で少人数による公演だから、ごまかせない部分が多いですよね。
だから、よくわからないけれど、緊張感がありました。
劇団四季に所属する韓国俳優が増えていますが、このように、日韓の芸術交流ができることは、いいことですよね。